気分は正社員？または権利のための闘争 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

本日、９時半より、法政大学キャリアデザイン学部において、「職業選択論Ⅱ」の講義（上西充子先生)にゲスト講師として顔を出して、若干喋って参りました。 この講義は、例の「くら」事件や「日本綜合地所」事件などを題材にしながら、先日厚労省が出した『知って役立つ労働法』を教材に、労働をめぐる現状の理解をめざす講義ということですが、先週、受講学生にアルバイトについてのアンケートを実施し、その結果を踏まえて私もコメントするという企画でありました。 このアンケート結果が結構なにで、募集では時給１０００円だったのに実際に入ったら９５０円だったとか、毎日１時間くらいの時給は認定してもらえないとか、毎月制服代として３０００円引かれると決まってから知ったので納得せざるを得なかったとか、無料の食事補助が店長が替わって有料になり、店のものをお金を払わずに食べるのは窃盗だと言われたとか、まあいろいろな事例が挙がっていま

[fuldagap]

中学の公民で職安と労基を見学に行くとか、そこそこ効いてくるんじゃないかなあとか

[unorthodox]

「気分は奴隷」の方がより近い気もする

[yowa2]

本当に今の若い子は素直ないい子が多い。「エリート以外は実直な精神だけ持っていてくれればいい」（三浦朱門）の成果かしら。

[inumash]

あー更にそういう“意識の高い”アルバイトの人が始業前の労働とか無賃残業とかをやるせいで、他のアルバイトまでそれに付き合わされるとかもあるよなぁ。で雇用者はそれに甘えたり体よく利用したり。

[sharou]

搾取してください、って感じ？

[songe]

これは良エントリー

[buhikun]

法文学部生でも普通にイェーリンク知らんし、なんで労働法が生まれたかの原理も知らぬ今日この頃orz

[lcwin]

空気なるものを改めて感じるね

[toaruR]

“ぶどうが酸っぱい”と言う理由を真に受けてる。闘うと言ったならこの人は助けたのかね？『闘争』はさ、呪いと同じで穴が二つ必要。『バイト』が『気分』で簡単にできるものではない。

[dohenkutsu]

"私人が何らかの事情によって―たとえば自分が権利を持つことを知らずに、または安逸と臆病から―いつまでも全く権利主張をしないでいるならば、法規は実際に萎え衰えてしまう" これは重要（特に日本の労働環境では）

[takayan]

労働者が法律で保証された権利を主張することに対して大きな無形障壁となっている「空気読め」圧力。これをどうやって排除していくか、ということの重要性を改めて確認できるエントリ。いい授業してます。

[mkusunok]

日本人って何だかんだいって責任感が強くて、そこに甘えた経営が後を絶たない

[s_shisui]

これは俺のかかってた病気じゃないか。早めに気づかないと転職先は無くなり、周りからは自業自得だ甘えるなと言われるようになる。