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ギリシャに財政主権の一部放棄を求めるドイツ 筋の通らない「予算監督官」任命は怒りを買うだけ
(2012年1月31日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) ドイツは、ギリシャの国家予算について拒否権を持つ... (2012年1月31日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) ドイツは、ギリシャの国家予算について拒否権を持つ予算監督官を欧州連合(EU)が任命することと、債務の元利返済をほかのどの歳出よりも優先するようギリシャ政府に義務づけることを望んでいる。 これに対してアテネの人々は怒りの声を上げ、ベルリンの人々は気まずさも感じずに、「ギリシャ人は一体何を期待していたのか」と肩をすくめてみせた。 この様子を見て、怒り心頭に発した後見人が借金を返せなくなった被後見人に対する態度をついに硬化させたと考えるか。それとも、国家主権の無節操な侵害だと考えるか。その答えは、ユーロ圏はどこに向かうべきかという見解だけでなく、なぜこんな事態になったのかという解釈によっても変わってくる。 ドイツとギリシャのどちらに理があるのか? 次のような観点から一連の経緯を語れば、ドイツの提案は理にかなっているように見えるだろう。 高
2012/02/01 リンク