ドラマ版「恋空」の失敗が意味するもの：荻上式！電網テレビ批評 | みんなのテレビ：So-net blog

さて、ドラマ版「恋空」が大変に低視聴率である。「Audience Rating TV」によれば、毎回の視聴率は約6％前後を推移しており、結構悲惨なことになっている模様。「恋空」が放送されている土曜八時の枠には、裏番組として人気番組「めちゃイケ」があるわけだけれど、それにしても、である。おなじく土曜八時に放送していた、サブカル原作のドラマ「ROOKIES」がそこそこヒットしていたことを考えると、時間帯のせいにするだけではムリで、やはりどう考えても「恋空」のドラマ版そのものが大コケしたのだと言わざるを得ないだろう。 「恋空」の低視聴率はウェブ上でもちょっとした事件だったようで、「なぜ低視聴率なのか」を検証する記事や、「スイーツざまぁｗｗｗｗｗ」と嘲笑する記事などが多く書かれており、勢いあまって、低視聴率にショックを受ける脚本家やその他視聴者のブログに突撃して荒らしたりする者もいたりした。それら

[Midas]

「インザクローゼット」←最近は男も女もブログはこういうやつばっか

[appletriangle]

フジテレビが臨む「赤い糸」をどのように仕立てるか、注目。

[sarabanda]

「学校文化における受容を捉えきれず、ケータイ的なリアリティを剥奪され、テレビ的な面白さも与えられないドラマ版『恋空』が失敗するのは、内容的にも必然的であったのかもしれない」

[maezono]

今はあんまり「ガッキーオワタ」とは思ってない むしろここまで知名度もイメージもついて学生ではなくなってさあどうなるって始まり

[another]

ケータイ小説とテレビドラマは全然違う。なのに両者を乱暴に「スイーツ(笑)」で括ってしまうのがネット民。

[rna]

「ドラマ版「恋空」は、（ただでさえ既に「古い」ものになりつつある）原作が含んでいた「《稚拙な文体》であるがゆえに描けていた、ケータイメディアによる《繋がりのリアリティ》」をほとんど排除したもの」

[mokkei1978]

ケータイ小説「イン・ザ・クローゼット ～blog中毒～」。"ケータイ小説のリアリティをアップデートしつつ、さらに既存のケータイ小説に対する批評的な作品"

[kohedonian]

「めちゃイケ」＝学校的空間と捉える視点。あれがダメなひと居ると思うんだけどな。

[kanimaster]

PHS時代を舞台にした『恋空』は元々過去を回想する話なので、その設定を取り上げて「古い」と評すのは的外れ。セカチューなんかもっと昔の話だし。

[feather_angel]

1ポンドの福音は土８ではない。局も違う。そのしったかぶりの方がぬるく見えて残りはなんだかなぁと思って素直に読めなかった／視聴率は低くてもいい派ですが（一応恋空見ている。見続けるのが辛くなってきたが）

[REV]

「「今あえて熱血＝再コミュニティ化」というモチーフを描いて成功している中、ただ既存の恋愛ドラマや学園ドラマとして反復するだけでは、支持を得にくい。」

[wideangle]

ケータイ小説のキモは筋書よりも文体……ってことでいいのかな。

[laislanopira]

携帯小説は「恋空」からさらに動いている