腫瘍内科医 勝俣範之のブログ | NHKスペシャルがんワクチンに対するコメント

腫瘍内科医とは、がん患者のあらゆる問題に対応する「がん」の総合内科医です。抗がん剤や緩和療法、適切な治療のナビゲーターの役割もします。 2012年11月18日に放映されたNHKスペシャル「がんワクチン～夢の治療薬への格闘～」を見た。がんに対する新しい治療薬が開発されることは、大いに推奨されることであるし、我が国では、新薬開発の取り組みが遅れているため、その点を指摘しながら、患者・国民啓蒙にしたことは良い点であったと思われるが、効果未確認の治療の報道の仕方、未承認治療の治験・臨床試験の報道のあり方に関しては、いくつかの問題点があると考えられたため指摘したい。 評価すべき点 1. 我が国の新薬開発が遅れていることを指摘した点 2. 新薬開発に対して、患者・国民を啓発し、理解を深めた点 1に関しては、海外との比較例を出して、米国では、国の機関であるNIHが臨床研究、治験までもサポートし、豊富な研

[zucay]

“治験に入れなかった患者に対して、費用を患者に直接負担させることにより投与しているという実態もある。”

[aegis09]

個人的にはまだまだ発展途上の技術だなという感想を抱いた。可能性は感じたけど。

[finalvent]

cancer

[miulunch]

一応丸山ワクチンを効くと言ってる系列病院のドクターだよねぇとか思ってしまったり。国がん出身だから丸山ワクチンは使わないっぽいのかな

[munetak]

『先進国家で、未承認薬を国へ届けることなく、患者に投与することを許可している国は日本以外には存在しない。』

[hisawooo]

内容に関して啓蒙という点で一定の評価をしつつも、それを見た個々の患者さんたちがどう行動するかということを懸念して書かれた現場からの意見。医療報道について広く当てはまる内容に思う。

[mag4n]

質の判断のくだりはよくまとまってる

[counterfactual]

正しい。

[usausa1975]

かなり専門的な内容ではあるけど、問題点の3だけでも。