死亡者数が年々増加している、すい臓がん。その生存率を全国平均の約2倍にまで高めている街があります。それが広島県尾道市。ここでは、街の医師が「エコー検査」を使ってすい臓がんを超早期の発見につなげ、多くの患者の命を救っています。実は、すい臓がんは早期の段階で「あるサイン」がすい臓に現れることがわかってきたのです。身近な検査装置であるエコー検査でそのサインを見つけ適切に治療すれば、すい臓がんの生存率は上がる可能性があるんです!
NATROMと言います。それなりの規模の病院の勤務医です。臨床医を20年ぐらいやっています。多くの医師と働く機会がありましたが、その中でも臨床医としてもっとも優れていると私が思っている先生は、現在、病床がない診療所の院長をしています。仮に山田先生としましょう。 大学病院や総合病院にも優れた先生、尊敬できる先生はたくさんいます。特定の専門分野に限れば、おそらく日本でも有数の医学者と言えるような。でも、臨床の場で、診断がついていない患者さんがかかるプライマリケアの現場では、優れているとは言い難いのです。 たとえば、胃がんの診療に力を入れ、そこら中から胃がんの患者さんが紹介されてくる、胃がんの治療では日本で一番というような医師がいたとしましょう。その医師は、「胃のあたりがなんとなく不快」と訴える患者さんに対して、必ずしも正しい診療ができるでしょうか? 上部消化管内視鏡の検査をして患者さんが胃がん
2015-12-09 娘のアレルギー検査で医療の闇を見た。 子育て 医療 Tweet ひかなかったじんましん。 そもそもの発端は11月22日だった。 その日、娘の初節句の為の雛人形を買うために郡山に行っていた。娘を一緒に連れて行くとちょっと色々大変なので、保育園に預けた。アデノウイルスで入院して、前々日に退院してきたばかりだったが、出来れば雪が降る前に雛人形を買うのは済ませてしまいたかった。雪国では雪が積もってしまうと遠くに出かける気が起きないものだ。 元々、ウチの娘は風邪をひいた後にはじんましん的なものが出る傾向があった。だが、出てもわりとすぐおさまっていたので、そこまで深刻には考えていなかった。 だが、その日は違った。午後のオヤツ(バナナケーキ)を食べた後、顔にじんましんがでて、そこからそれほど間をおかずにそれはお腹、手足へと広がっていったらしい。「らしい」というのは、そもそもその状況
一般に抗不安薬や睡眠薬は、半減期が長いほど、先発品とジェネリックの相違が患者さんにはわかりにくいように見える。つまり、このタイプはジェネリック変更時に違和感を感じる人は稀である。 このジェネリックは合わないなどと苦情が出る薬は、ロヒプノール(サイレース)、デパス、ソラナックスが挙げられるが、その相違に気付ける人は20名に1人くらいだと思う。 デパスはジェネリックを先発品に似せて作るのが難しいためか、ジェネリックの効果の方向性が複数あるようである。また、その詳細を説明できる患者さんがいる。驚くことに、ジェネリックでないと先発品のデパスでは効果が物足らないと言う人までいる。 たぶん、血中濃度の立ち上がり方や、半減期に相違があるのではないかと思った。 半減期の短いタイプで、ジェネリックで苦情が出にくい薬としてハルシオンが挙げられる。ハルシオンは極めて半減期が短く効果も強い薬だが、ジェネリックが正
血液製剤やワクチンを製造する「化学及血清療法研究所」(化血研・熊本市)が、20年以上前から国に承認された内容と異なる方法で血液製剤をつくっていたことが明らかになり、厚生労働省は処分を検討している。化血研は発覚を免れるため、製造記録の偽造もしていた。 化血研は原因調査などをする第三者委員会を設置しており、近く報告書をまとめる。厚労省は報告書をみたうえで、処分を決める。 化血研によると、1990年ごろから、工程を安定化させるため、血液を固まりにくくするヘパリンを承認されていないのに添加。また実際の製造記録のほかに、国の承認通りに製造したとするにせの記録もつくり、国の定期調査に対応していた。製造法の変更による健康被害は報告されていないという。 厚労省は6月に血液製剤12製品の出荷を差し止めた。ワクチンでも同様の問題がないか調べ、安全性が確認されるまで出荷の自粛を要請している。 インフルエンザワク
EBMと脳神経外科 97年頃より“EBM”という用語が日本においても知られるようになり*1、脳神経外科領域においても広まっています。しかしその使われ方をみると、EBMの提唱者Gordon Guyattの意図した意味やEBMの基礎理論である臨床疫学からはかなり異なった用い方をされております。 (途中 省略) (1) 未破裂脳動脈瘤について:Medical朝日*4、日経medical*5 この2本は著作権により原稿をUPしていません。NEJMの記事以来話題となっており、UCASが進んでいますので要点のみ記します。「EBMの目的は少なくともharmを与えない」ということにあります。要するに「手術は本当に必要か?」「安全か?」「満足させたか?」ということにつきます。私も手術すべき、と教育を受け、基本的には勧たいと思いますが、これらの項目の根拠を問われたなら確信をもてません。 「手術は必要か?」:自
1968年、千葉県生まれ、茨城県在住。フリーランスライターとして、新聞や週刊誌、医療専門誌などに、医療費や年金、家計費の節約など、身の回りのお金をテーマにした記事を寄稿。本コラムのほか、医薬経済社「医薬経済ONLINE」に連載中。著書に「読むだけで200万円節約できる!医療費と医療保険&介護保険のトクする裏ワザ30」(ダイヤモンド社)など。ライター業のかたわら、庭で野菜作りも行う「半農半ライター」として、農的な暮らしを実践中。 知らないと損する!医療費の裏ワザと落とし穴 国民の健康を支えている公的医療保険(健康保険)。ふだんはそのありがたみを感じることは少ないが、病気やケガをしたとき、健康保険の保障内容を知らないと損することが多い。民間の医療保険に入る前に知っておきたい健康保険の優れた保障内容を紹介する。 バックナンバー一覧 来年4月、「患者申出療養(かんじゃもうしでりょうよう)」という新
Kazue Kawabuchi @kazueDEAF 聾父、鉄門で左手人差し指が挟まり第一関節上の部分を骨折→激痛のため今朝1人で病院へ→レントゲン撮り医師から筆談で「このままでも良いが痛みは続く。手術しワイヤー入れると良い。ここより某病院の方が骨の専門医師がいる、紹介するからそこで手術を」→LINE「小指骨折、病院で手術します。 2015-08-24 21:10:29 Kazue Kawabuchi @kazueDEAF 指の専門の医者か、誰か二人で必要です。いわれた。いまからチケット下さい。」えっどうしたん!?と思いライブチャット。「指骨折した。手術、私のほかに1人必要。来て欲しい」的な。ああ、手術の同意書のことね(保証人) とりあえず急いで行く、的に手話で慌ただしく。念のため印鑑持参。 2015-08-24 21:12:41 Kazue Kawabuchi @kazueDEAF 私「
先日、福島県が行う「県民健康調査 検討委員会」において、甲状腺検査に関する「中間とりまとめ」が報告されました。 原発事故後、福島の甲状腺問題については様々な声が発せられているので、この中間とりまとめを始めとして抜粋・要約することで、福島の甲状腺問題の現状と、そこで語られている「過剰診断問題」について確認してみたいと思います。 以下の引用は、主旨を損なわないよう配慮しつつ、私が抜粋・要約を行いました。 まずは現状確認として「中間とりまとめ」から。 ○現状 ■甲状腺検査に関する中間取りまとめ 平成 27 年 3月 福島県県民健康調査検討委員会 甲状腺検査評価部会 1 先行検査で得られた検査結果、対応、治療についての評価 先行検査においては、震災時福島県にお住まいで概ね18歳以下であった全県民を対象に約30万人が受診、これまでに112人が甲状腺がんの「悪性ないし悪性疑い」と判定、このうち、99人
大津秀一 オフィシャルブログ 「医療の一隅と、人の生を照らす」 Powered by Ameba 早期緩和ケア大津秀一クリニックで、早期からの緩和ケア外来・相談・診察を東京都文京区目白台で行う緩和ケア医・緩和医療専門医の大津秀一のAmebaオフィシャルブログです。「死ぬときに後悔すること25」作者。遠隔・オンライン診療に対応です。 皆さん、こんにちは。大津です。 少し前、新聞各紙の1面に下のような広告が並びました。 また近藤さんですが、「病院の安易な緩和ケアに頼るな。殺されます!」とさえ書いてあります。 つくづく、医者なのに、殺されるとか、過激な言葉が大好きなのです(この言葉は本の帯にも書いてありますが、著者が反対すれば帯の文言は採用されません。つまり近藤さんがこの言葉で良いとしているのです)。 どうやら今回は、緩和ケアに関することが書いてあるようなので、しっかり読んで反応すべきだろうと思
更新終了。筆者が救急医療の最前線に従事してた当時、その現場で感じたことを綴っています。記事はこのまま残しておきます。 ↓ポチッとランキングにご協力を m(_ _)m 紹介患者を引き受けるときや当直帯で患者の申し送りをするときなど、「***の患者です」と情報伝達していくことは、業務の日常である。しかしながら、***のところが具体的な病名であれば、情報の受け手のほうは、しばしば、視野狭窄に陥ってしまう。 情報の送り手のほうは、受け手が視野狭窄に陥らないような情報提供を心がける必要があるし、情報の受け手のほうは、視野狭窄に陥らないように、自分自身の意識に注意を払う必要がある。相手を視野狭窄に落としいれない情報の送り方は、病名はなく症候名のほうがいいと思う。どうしても病名を書きたければ、その症候名の後に、自分の論理で導いた仮診断という形で書くほうがいいだろうと思う。 3月にエントリーした脳梗塞とい
キチガイ医こと内海聡医師のツイッター キチガイ医@touyoui産まれた♡... http://t.co/0hhMwWXMS0 2015/06/13 12:50:58 ↓ かあさん@higemarunyanko「ちなみに担当した産婦人科医が、ワクチンもビタミンK注射もしたくなければしなくて良いと言ってくれるいい人だったのもただの偶然です♪。」 https://t.co/D6T0ZCvaP2 異常 2015/06/14 20:12:44悠々ママ(o(^▽^)o)@yuyumama1211@higemarunyanko 障害児の親として、かなり腹の立つ文章ですね。 「 障害の子どもさんが生まれるというのは、(中略)それは一生かけて反省しなければなりません」 障害児の親は、それでなくても、自分を責めている方が多いのに、さらに追い込むなんて鬼畜にも劣るかと。 2015/06/14 20:35:05
実薬投与が終了し、経過観察期間に突入。私が治験を行なったのは、皮膚の病気。塗り薬塗るのは面倒くさい。ひどくなったら飲み薬、点滴、注射の選択肢があるが、副作用が強い。女性は妊娠を控えなければならない私が治験をしたのは第2層。薬は飲み薬だった。 健康的な人に実施する1層、罹患者に実施する2層、3層とある。本来は3層まで行なう。しかし、治験コーディネーターの方に話を聞いていると、日本国内の2層試験と並行して、海外(アメリカ&ヨーロッパのどっか)の3層試験を実施中。日本国内の2層試験と、海外の3層試験を比べて、人種的な差異がなければそのままパスできるとかなんとか。短縮できて、よかった!と、治験を体験した身としては思う。 でも、厚生省の職員が大量の治験資料をチェックするらしいから、認可が下りるのはかなり先とか……。ショックすぎる。皮膚の病気は塗るのが圧倒的に面倒くさい。でも、飲み薬で超楽だった!んだ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く