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森ゆうこ問題:日程闘争の檻に住む55年体制の亡霊(後編)
「森ゆうこ的議員」という55年体制が生んだ「異形の亡霊」 本論については、私が考える結論を先に述べる... 「森ゆうこ的議員」という55年体制が生んだ「異形の亡霊」 本論については、私が考える結論を先に述べる。 野党において、まっとうな政策論より、敵失を騒ぎ立てワイドショー映えするスタンドプレーばかりが得意な議員が党内で重宝される原因を生み出しているのは、ほかならぬ自民党である。 また、既存メディアもその一翼を担っていると言っていいだろう。 その理由を、それぞれの視点から詳述する。 1. 与党自民党の思惑と分析 政権与党である自民党は、野党を本格的な政策論を戦わせるライバルではなく、「日程闘争」という馬鹿らしい檻に閉じ込めておきたい。自民党の考えは、この一点につきる。 つまり、選挙に行く知性を持つ国民へのアピールとして、「日程闘争ばかりで、政策論争ができない野党」に対して「責任与党」として対峙する構図を壊したくないのだ。 この文脈でみると、本件で自民党の森山国対委員長が野党にみせた一定の譲歩も、
2019/11/21 リンク