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「バルミューダフォン」にあったもう一つの道
2023年はバルミューダにとって苦難の年となった。 「当社は『高級』『アート性が高い』『革新的』とのブ... 2023年はバルミューダにとって苦難の年となった。 「当社は『高級』『アート性が高い』『革新的』とのブランド認知を持っている」 自社「ブランド」をこのように語ったのは、2年10か月前。 状況は大きく変わった。今期の売上高はピーク時3割減の133億円。純利益は20億円の赤字(※)。株価は、ピーク時(10,610円)の六分の一にも満たない1,600円台(2023年12月2日時点)。ブランド価値も大きく低下している。 【参考前稿】「利益率16%減」余裕なきバルミューダの新事業 ブランド価値は、自社製品を、反復購入させる「ロイヤルティ効果」と、他社の同機能製品より高価格で購入させる「価格プレミアム効果」で構成される。後者の「価格プレミアム効果」――バルミューダのいう『高級』ブランド認知――を毀損したのが、「バルミューダフォン」だ。 バルミューダフォンで失ったもの 「(バルミューダフォンが)ブランド
2024/01/24 リンク