『坂本龍一ヒストリー後編 ～ ＹＭＯから世界のサカモトへ 〜 反戦平和主義者の隠された素顔』

Kou音楽雑感と読書感想を主に、初老の日々に徒然に。 ブログタイトル『氷雨月のスケッチ』は、はっぴいえんどの同名曲から拝借しました。 ～ 幕末からのルーツ 誕生からミュージシャンの道へ その軌跡 〜 から続く ＹＭＯ この時期細野晴臣は、ＹＭＯを構想していた。メンバーとして、旧知の林立夫や佐藤博に声をかけた。だがふたりとも別の仕事を始めたばかりで断られてしまう。そこで龍一と高橋幸宏を誘うことにした。龍一に注目したきっかけは大貫妙子の作品で、編曲家としての才能だった。 ７８年の２月のこと、龍一と高橋は細野の家に呼ばれる。炬燵の上にはミカンとおむすびが出された。細野はおもむろに「一緒にバンドをやらないか」と話しはじめた。龍一は答えた。「個人の仕事を優先しますけど、まぁ時間のあるときはやりますよ」。前述のとおり、細野をとても尊敬していたし、声をかけられたこともうれしかった。しかし不遜で突っぱって

[dazed]

いやはや、前後編ともすごい話だった。尋常でない人とは思ってたけど、何事につけても家庭環境って重要なファクターなんだなとか思った。千のナイフが200枚しか売れてないのも驚き。音楽の流行り廃りはよく分からん。

[nandenandechan]

ファミリーヒストリーの文字おこしだったのか。読みごたえあった。大変面白かった。ありがとう。

[georgew]

いろんな資料や書籍からの抜き書きだと思うが、まるでオリジナルの伝記小説のようで面白かった。最後に暴露される彼の暴力性には唖然。

[maicou]

スゴいと思う反面これじゃ後年病気にもなるわなとも思った。本望だろうけどね。

[Southend]

その人格面も含め、複雑で波乱万丈だったということが改めてわかる。

[ackey1973]

好戦的な“右派”の人が、家庭ではすごく優しい人だったり、マクロでは“平和主義者”な人がミクロな人間関係では…みたいなのたまにあるよなあ。/ラストエンペラーがそんな突貫工事で作曲されてたとは知らんかった