「若おかみは小学生」にノリきれなかった

全体として良い映画だとは思うんだけど、クライマックスシーンでどうにもノリきれなかった感じがあって、その理由について考えていた クライマックスシーンというのは主人公が両親を亡くした原因になった人物が旅館に泊まりに来るってところだ 主人公から見て対向車線でまず事故が起きて、それを咄嗟に回避しようとした後続のトラックが中央分離帯を乗り越えて突っ込んできたことで主人公は両親を失うことになる つまりそのトラックの運ちゃんが避けてなかったら主人公の両親は死んでなかったってことで、親の仇であるということもできる 客がそのトラックの運転手だと知ってはじめ取り乱した主人公だが、若女将としてやってくる中で身につけた寛大さのようなもので赦して大団円、って感じだった 俺がノリきれなかったのは、多分そのトラックの運ちゃんを加害者と見ることができなかったからだ 彼自身腎臓を摘出するくらい大怪我を負ってて、食事は塩分と

[REV]

そりゃ、トラックの運転手が「いやー、あんときも酒飲んでたけど誤魔化せて、もらい事故扱いで不起訴だったよ」って話していたら「おれは若おかみをやめるぞ! ジョジョ──ッ！！」と石仮面を被るだろ。

[cider_kondo]

どうなんだろう。自分は見てたときに「顔のない加害者」が実際には「顔のある被害者」だったと気づいて感情処理する（≒成長する）話だと思ったけど。許す許さないの話と見るのはズレてると思う（個人の感想です

[c_shiika]

一種の現実逃避先であった若女将という役割のもとに逃れようのない現実が、それも一方的に断罪できないような現実がやってきてしまって、それを若女将という役割だけで身を守って受け止めなきゃいけない。つらい。

[qyosshy]

トラックの運ちゃんも被害者と思うのが正常、増田は正しい。単純な「敵」を作らないところがあの映画のいいとこでしょ。

[early48]

おっこは両親が生きている幻想を見るシーンが随所にあることから、加害者の役割は両親の死を突きつけることだったと思う。ウリ坊たちが見えなくなるのも生と死の狭間を乗り越えたからだから。異界に揺蕩う話かなーと

[pptppc2]

あそこでトラック運転手を加害者めいて描写するような作品なら、それこそおっこはピストルでトラック運転手を撃ち抜いて意気揚々と階段降りるしかなくなる気がするが。

[pptp]

あのストーリーは無いわ。たたでさえ精神科にかかるべきなのにトラック運ちゃんと会ってあのスピードで気持ち整理させて若女将という大人の役割をさせる。それを成長として描く。この映画が評価される恐怖よ。

[pikopikopan]

鬼な設定だなと思った。全て奪われた子供が若女将って役割に依存して、大人の階段を上り成長する事件が自分の両親を殺した加害者を接客することになるって過酷過ぎる設定だわ。評判でハードル上がり過ぎた。

[kuro_pp]

あの客や占い師のお姉さんを呼び寄せたのは鈴鬼のおかげ（しわざ）だからだいたいあいつのせい

[smihon]

（増田の言う通り）恨みの感情ははじめから無かったんじゃないか。あの時はただ急に事故が現実感のあるものとして思い出されてパニックを起こしただけで最後も赦しとかでなく事故と向き合えるようになったって描写。

[sunagi]

フィクションの登場人物に「精神科にかけろ」とか言い出したらどんだけの作品が該当すると思ってんだよ。めちゃくちゃ

[tettekete37564]

見てないので見とくか、まずはTVシリーズから

[roll8]

トラック運転手は悪ではないから違和感はなかった。色んな感情と向き合える面白い映画だと思う。グローリーさんが素敵。

[dsb]

運転手さんのシーンで当事者だと気づいた瞬間にジワッと涙が出たけど、感動ではなくて、誰にもどこにも救いがなかったことに無情さを感じたというか、そんな感想。

[koonya]

俺も全然乗れなかった。先にみた天使にラブソングをは練習後1発目の歌で泣きそうになったのに。

[emiladamas]

それはそれとして小学生があんな働かないといけないの大変だよなアニメを見る暇もない、などと意識の低いことを。

[kyasarin123]

モデルになった旅館が一泊数十万！と聞いて純粋に見れなくなりました。 あと今は観光業何処もキツいよなぁ〜といった現実がツラい。

[sekiu]

作画凄くて見ていて楽しんだけど、おっこはともかく女将や板長や仲居の葛藤の描写が無くてキャラクターというより舞台装置感が先立ってしまった。

[baroclinic]

なんか、被害者・加害者以前に両親も周りの人も死ぬ理由がドラマやマンガにありがちで安直だなと思ってしまって、その地点からノリきれなかった。

[ueshin]

ともに交通被害者の邂逅という物語ではなかったよね。商売のために、親を死なせた加害者を許すという話に思えたけど。お客を差別せずに、平等に接するという恐ろしいまでの商売思想に、尾を引く後味の悪さ。

[kissenger8]

そこでご提案なんですが『ハッピー・デス・デイ2U』(2019)の設定をおっこに……って想像すると、存在しないその「若おかみ2U」よりはずいぶんマシだったわ『若おかみは小学生！』(2018)。ってなるのでご活用ください

[nao_cw2]

僕も理由は違うが、最後まで見るのは苦痛だった／なんつーか絵面的におっさんの願望を見せられるみたいでな（作画タッチが合わなかっただけとは思うけど）

[aeka]

課すやん！小さい子によってたかって課すやん！！てなりました

[tecotex]

あのシーンは精神面にくるものが多かったけど 子どもと一緒にたまたまみてめちゃくちゃ感動した。

[nanika-sheila]

あれはおっこが常世から現世に戻ってくる話なのだ。両親の死を受け止めず、死の不可逆性を認めていないから幽霊が見える。世界に支えられ世界を受け入れたおっこは、我の境界を融解し、梵我一如へと至ったのだ。

[asitanoyamasita]

追記『じゃあ（若おかみ役を）背負わせないであれより幸せになれるルートがあるのか？と』／だからこそ丹念に描写されてきた「花の湯温泉」の善さ(温泉街の人々の営みや優しさ、風景）がその説得力になるのよな〜

[ya--mada]

アレはさぁ、そもそも人を殺して泣かせにくるストーリーという低俗だなと。子どもと観てたんだけど、子どもには消化出来ないし、トラックの運ちゃんを出演させる理由が分からなかったよ。

[lady_joker]

私はあの映画単純につまんなかったので、皆さんがワイワイやっているのを遠くから見ている

[aya_momo]

自分は、運転手がおっこの言葉に納得させられたところにやや違和感を覚えた。詭弁の類だと言えなくもない。

[nanashino]

あのラストを受け入れさせるのは小学生には過酷だよね。児童文学の原作にはないシーンだと聞いてホッとした。この映画は実は大人向けだと思ってるよ

[skel]

「人を死なせずに感動させるのは難しい」って言うしな。／身内を交通事故で亡くしてる身としては、結構見るのしんどかった。死の扱いは難しい…。

[triceratoppo]

グローリー以外の客に好感持てなかった。/遺族の旅館に飯塚氏が来て、薄味だからとか言って偉そうに食事を残すパロディが見たい。

[pendamadura]

メインの子供だけやたらでかいキャラデザと最後に輪廻転生ぶち込んで来たところだけ違和感あった

[atoh]

このあたりがジョーカーのアーサーよりおっこの方がキツイと言われる由縁である。

[hitac]

そんなことより見ず知らずの人間に自分が殺してしまったと思ってる家族の事をペラペラ話し出してしまう脚本の雑さの方が気になったけどな。もうひと工夫入れられなかったのか。

[Arturo_Ui]

なぜトラック運転手のエピソードの前にグローリーのエピソードを持ってきたのか、もしグローリーの相手をする前にトラック運転手と対面していたらどんな展開が考えられるか、という点の考察を掘り下げるべきですね。

[son_toku]

若おかみという役割=倫理が（子どもである）おっこに一足飛びに感情を押し殺させる（大人にならせる）役割を果たしていてキツイ作品だと思った（増田とは理由が違うが）

[shikiarai]

PTSDでもおかしくないのを仕事に現実逃避させてみたら仕事が現実を運んできたでござるが全て飲み込んで女将マシーンと化し事故前の性格は全て仕事に塗りつぶされ感情豊かに見えるが心は死んでいるのだ……

[duckt]

おっこが許せないのはトラックの運転手じゃなくて運命の理不尽さ。同じ事故でこの子の両親は助かって自分の両親はもうこの世にいない。だからあの映画のテーマは「ありのままを受け入れる」。春の屋のお湯のように。

[kowa]

え？両親の死を受け入れられず、親は生きてるって空想することで平穏を保ってたおっこに、本当に死んだんだよということを突きつけたシーンなのでは？