著作者人格権の不行使契約について「条解 著作権法」は何と言ってい

なんかネットでは信用のならない議論が繰り広げられているが、こういう時は信頼できるテキストに当たらないとダメだ。（ネット民のご意見なんか糞食らえなのはもとより、学術論文も、多くは新しい説を主張するために書かれていたりして、そのエビデンスレベルを読み誤るリスクが高い。） 信頼できるテキストといえば、信頼できる出版社から出ているコンメンタールである。ちょうど昨年６月に弘文堂の「条解」シリーズから著作権法が出たところだ。 【「条解 著作権法」(弘文堂,2023)616頁】 (2)不行使契約 以上のように、著作者人格権の譲渡や放棄が困難と解されていることから、実務上は、著作者人格権の不行使契約が広く用いられている。 （…） 従来の議論においては、著作者人格権の不行使契約（特に包括的な不行使契約）については、その有効性を否定する見解が少なくない。 これに対して、著作者人格権の不行使契約の有効性を明示的

[frothmouth]

“ネット民のご意見なんか糞食らえなのはもとより、学術論文も、多くは新しい説を主張するために書かれていたりして、そのエビデンスレベルを読み誤るリスクが高い”

[evergreeen]

ネット民は「翻案」なんて言葉を知らないから、ちょっとでも原作と違うと「原作改変」なんて言ってると思ってる。ドラマにかかわらず、翻案の否定は人類の文化の否定だよ。

[daydollarbotch]

判例や文献に基づかずに「映像（化）権（を含む知財に関する議論）には手を出すな！」ということで。

[sds-page]

翻訳権・翻案権の方は譲渡可能。譲渡できない著作者人格権の同一性保持権の方では「改変」という言葉を使うのでは　https://www.komon-lawyer.jp/industry-type/it/qa17/　https://www.saitama-bengoshi.com/oyakudachi/20221226-2/

[tettekete37564]

商業レベルの場合、最後の条文例がもっとも妥当な契約内容だと思う。本質を変えない範囲の変更は事前に認めるが本質に関わる部分については随時協議する、という方向

[mutinomuti]

“実際に意向に反する映像化を防止できている”うん、まあ、そうやね(´･_･`)

[dorapon2000]

“20条2項4号が「著作物の性質並びにその利用の目的及び態様に照らしやむを得ないと認められる改変」を許容しており、そこでは諸事情が考慮されることから、”

[mag4n]

知財は本当にむずい。

[quabbin]

「本著作物の本質的部分を損なうことが明らかな改変をすることはできない」なら、著作人格権の性質上許容できる範囲になりそう。条解著作権法、面白そうだ。

[snowdrop386]

判例はないが下級審裁判例があるのでそちらにも目を向けたい。宇宙戦艦ヤマト事件や第二次スーパーロボット大戦OG事件のように肯定するものもあるが、知的財産権入門事件のように具体的態様から否定したものもある。

[crimsonstarroad]

脚本修正はそういう約束があっただけで、人格権の行使ではないのでは？

[AQMS]

法律どおりであることが書いてあるし法律どおりのことが想定されその通りの出力がなされるシステムがあると書いてある。

[prq098]

コンメンタールを引用したのは好印象。

[morimarii]

著作者人格権が放棄できないと二次利用が困難になるので著作物の価値が低減しちゃうって側面があるのよね。。。

[amamako]

法学の授業受けてた頃思い出すなー。

[July1st2017]

宇宙戦艦ヤマトの件かな？

[tadasukeneko]

条解著作権法の著作権は大丈夫か