「一発屋の苦しみ」を覗いてみた。

彼の事を知らない人もいるだろうから簡単に説明すると、山田さんはいわゆる一発屋芸人というやつである。 髭男爵というコンビ名で貴族のような出で立ちをしたヒゲ男が「ルネッサーンス」の登場挨拶と共に乾杯を連続する芸風をみたことがある人もいるだろう。 この本はそんな彼の人生を辿っていくものだが、彼の人生はその明るい芸風とは逆に波乱に満ちたものとなっている。 彼はある事件をキッカケにヒキコモリ生活へと突入するのだが、ヒキコモリ生活に突入した後に彼が放った一言が実に重い。 「人生、余っちゃったなぁ」 成功しても人生は仕上がらない 現代社会は若くして成功した人が実によくスポットライトを当てられる。 僕は若い頃、彼・彼女らをみてよくこう思った。 「いいなぁ、若くして人生が仕上がって」 「きっとこれから夢のように楽な日々が続くのだろうな」 「はぁ…僕もサッサと人生というゲームをクリアして、楽になりたい」 しか

[Louis]

山田ルイ53世『ヒキコモリ漂流記』の書評。凄く面白い、そしてこれを読むと文末の「こうすればコンテンツマーケティングで成果を出せる」セミナーが不毛に感じて何の興味もなくなるのも面白い。

[p_shirokuma]

確かに。それでも何者かになろうと全力を尽くす人の姿に私は惹かれる。人生はバクシンだ

[watatane]

そんな山田ルイさんはオンラインサロンが嫌いです（ルネッサンスラジオを聴いてみよう）

[otihateten3510]

ちょっと待って欲しいんだけど、髭男爵を一発屋カテゴリに入れていいの？

[minominofx66]

でも人気絶頂が過ぎてもまだまだこれからというタイミングで亡くなってしまった石原裕次郎のような生き方がいいかというと・・・

[ysync]

今46か執筆時何歳？不惑なれば当てた人だけの感覚でも無いような。40で小説家デビューした浅田次郎が自著で陰毛に白髪生えて消沈した話書いてて、俺も40過ぎて白髪見つけて、選択肢の減少した人生に不惑を感じた。

[upran]

数秒の一発ギャグで売れるのは、才能が有っても無くてもあんまり関係無いもんね。そりゃあ後が続かないわ。宝くじの大当りは普通は人生で一回だよ。

[katte]

テレビ見てないと、逆にお笑い芸人の無常がよくわかる。なんとかバズーカとか、ついこないだ流行ってた印象。あと二人組の女漫才師？なんか扮装してたやつ。

[proverb]

貝のように引き篭もって余生を過ごしたい（欲を言えば早期に安楽死したい）と思ってるので、人生余ってる状態は羨ましい

[saiusaruzzz]

先日、マツコ会議でマツコがヨアソビの人に、有名人になった心構え？を聞いていて、「もう色々なものを背負ってしまったから、他のことは小指の先に乗るくらいもので満足しないと」と言っているのが印象的だった。

[soleil266564]

「人生が余る」という感覚は持ったことがないけど、この表現は面白い。

[yarumato]

“自分の才能が包装紙が破られない箱にしまわれたプレゼントのままであって欲しい気持ちもある一方、開けてみて中身を見たい気持ちもある。素晴らしい瞬間を演出した紙と箱なのに役割が終わったらゴミになる”

[akanama]

“「会話の最中で、突然センター試験の点数を尋ねられ、自分が高得点を叩き出した事を自慢された」” “「あんなみっともない大人がこの世にいるだなんて思いもしなかった」”

[ONOYUGO]

“神様が目の前に現れて「箱を開けますか？それとも開けずに高揚感だけ、一生あげましょうか？」と訪ねたら…あなたはどちらの答えを選ぶだろうか？”　←おぉ、、

[koogawa]

“余った人生” という表現、面白い