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文筆家・近代ナリコの書評ブログ:『食魔―岡本かの子食文学傑作選』岡本かの子 大久保 喬樹・編(講談社文芸文庫)
→紀伊國屋ウェブストアで購入 いのちの糧を超えて 菊萵苣と和名はついているが、原名のアンディーヴと呼... →紀伊國屋ウェブストアで購入 いのちの糧を超えて 菊萵苣と和名はついているが、原名のアンディーヴと呼ぶ方が食通の間には通りがよいようである。その蔬菜が姉娘のお千代の手で水洗いされ笊で水を切って部屋のまん中の台俎板の上に置かれた。 […] 妹娘のお絹はこどものように、姉のあとについて一々、姉のすることを覗いて来たが、今は台俎板の傍に立って笊の中の蔬菜を見入る。蔬菜は小柄で、ちょうど白菜を中指の丈けあまりに縮めた形である。しかし胴の太り方の可憐で、貴重品の感じのするところは、譬えば蕗の薹といったような、草の芽株に属するたちの品かともおもえる。 その姿かたちが丹念に描写される書き出しに、うす黄色をした紡錘形の野菜が、ざるにこんもり盛られているさまが目に浮かぶ。「チコリ」という呼び名が今は一般的だが、フランス語では「アンディーヴ(endive)」という。大きなスーパーマーケットでならたいてい置いて
2013/11/05 リンク