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本に関するmshkhのブックマーク (943)

  • 百目鬼恭三郎「乱読すれば良書に当たる」 - jun-jun1965の日記

    百目鬼恭三郎という人は、丸谷才一の新潟高校から東大英文科までの同級生で、朝日新聞の記者として、丸谷の『裏声で歌へ君が代』が出た時一面で宣伝したのを江藤淳に非難されたのと、その名前の恐ろしげなので有名だが、「風」という変名で書いた『風の書評』の正続を前に読んで、なかなか博識な人だと感心したことがある。 だが、生前最後の著書となった「乱読すれば良書に当たる」は、『旅』や『Voice』などに載せた古典紹介エッセイを集めたものだが、読んでいて、博識ぶりには驚くが、この人とは合わないなあ、とつくづく感じた。 たとえば、シェイクスピアが面白くない、面白かったのはソネッツだけだとか無茶なことを言うのである。百目鬼は『捜神記』とか『耳袋』に出てくる怪談・奇談が好きで、『奇談の時代』という著書でエッセイストクラブ賞をとっているのだが、私も怪談・奇談は嫌いではないが、シェイクスピアのほうが好きなので、こういう

    mshkh
    mshkh 2024/02/03
    こっそり言うと、実は私は百目鬼恭三郎の本は好きなんですよね(苦笑)。そういえば井上ひさしも百目鬼(というか「風」)を批判してたな
  • 中国人向けの書店が東京で続々開業する深い事情

    「日の警察はめちゃくちゃ友好的です。中国だと勝手にドアを破って入ってきますからね」 2023年春に北京から東京に拠点を移したばかりの郭氏(33歳、仮名)はそう呟く。若きドキュメンタリー映画の監督だ。かつて中国には、当局の審査を受けないインディペンデント映画としてドキュメンタリーを撮った監督が、欧米で賞を獲得しスターダムに登り詰めるというキャリアパスがあった。 だが、2012年に習近平政権がスタートして以降、記録映画業界は徐々に追い詰められて行き、北京、南京、雲南にあったインディペンデント映画祭は2020年までに全て終了となった。 「言論の自由」が移住の理由に 「日に来たのは、作品の安全のためです。私の作品は未来の人に向けたものなのです」。彼が中国で撮った歴史をテーマとする作品は全て未公開のままで、採算は取れていない。日に来た最大の理由は、自分が苦労して作った作品をせめて守り通すこと。

    中国人向けの書店が東京で続々開業する深い事情
  • 『今昔物語集』を種本(引用)としている下記の作家の作品名を知りたい。(資料そのものは用意できなくても... | レファレンス協同データベース

    各作家の作品名について、下記のように伝えた。 A)谷崎潤一郎…『少将滋幹(しげもと)の母』 B)室生犀星…『仏顕記』『笛ふく人』『竜樹菩薩』『孔子』『粟』 C)堀辰雄…『曠野(あらの)』 D)菊池寛…『新今昔物語』、『好色物語』 また、資料①②⑦⑧を貸出した。 A)谷崎潤一郎 検索エンジンGoogle(http://www.google.co.jp/ 2018/08/02 最終確認)でキーワード“谷崎潤一郎 今昔物語 引用”などで検索した結果、複数のサイトで、『少将滋幹の母』という作品名がヒットした。 自館OPACでキーワード“少将滋幹の母”で検索した結果、次の資料が見つかった。 ①『谷崎潤一郎全集 第16巻』 谷崎潤一郎/著 中央公論社 1968 (自館請求記号:918.68) B)室生犀星 検索エンジンGoogle(http://www.google.co.jp/ 2018/08/02

    『今昔物語集』を種本(引用)としている下記の作家の作品名を知りたい。(資料そのものは用意できなくても... | レファレンス協同データベース
  • 2023年読んで良かった「ベストブック」10冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    今年読んだのトップ10を選びます 2023年度ももうすぐ終わりですということで、毎年やっていますが、今年度に私が読んだの中で面白かった10冊というのを選んでみます。 今年読んだなので、2023年以前に発売されたも含まれています。あらかじめご了承くださいませ。 また面白かった私のYouTubeチャンネルで紹介している書籍も多く、よろしければそちらも合わせてご覧いただけるとうれしいです。 1. 『越境の中国史』 菊池秀明 講談社選書メチエ リンク こちらは2022年12月初版のです。 黄河流域、長江下流を中心に語られがちな中国歴史ですが、特に近代以降、例えば太平天国の乱やアヘン戦争のように、華南の動向から歴史が動くことがありました。書は特に近現代の華南の歴史から現代中国を読み解くです。 歴史的に北部中国政治・軍事の中心で、南部中国は経済・文化の中心でした。一方で特に福建省や広

    2023年読んで良かった「ベストブック」10冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    mshkh
    mshkh 2023/12/21
    「日本各地の本屋さんに行くと、その土地の歴史を扱うコーナーが必ずあって、店員さんがセレクトする郷土史のいい本が絶対置いてあります」なるほど、出張のときはなるべく本屋に行くことにしよう
  • 「窓ぎわのトットちゃん」 ギネス世界記録に認定 | NHK

    俳優の黒柳徹子さんの自伝的な物語で、これまでに国内外で2500万部以上が発行されている「窓ぎわのトットちゃん」が、世界で最も多く発行された自叙伝として「ギネス世界記録」に認定されました。 1981年に刊行された「窓ぎわのトットちゃん」は、黒柳徹子さんが小学1年生で転校した東京の学校、「トモエ学園」で出会った校長の小林先生や友達との思い出を書いた自伝的な物語で、ことし10月には続編も発行されました。 学校の自由な校風のもとで成長する子どもたちの生き生きとした姿などが親しまれ、世代を超えて読み継がれていて、発行元の講談社によりますと、これまでに20以上の言語に翻訳され、国内外の発行部数はことし9月末の時点で2511万3862部にのぼっています。 そして、今月14日、「最も多く発行された単一著者による自叙伝」としてギネス世界記録に認定され、黒柳さんに認定証が贈られました。 黒柳さんは「もともと自

    「窓ぎわのトットちゃん」 ギネス世界記録に認定 | NHK
    mshkh
    mshkh 2023/12/18
    そんなに売れてるとは驚き。アウグスティヌスとカーネギーとかフランクリンとか福翁とかの自伝の方が売れてるイメージがあるけど。
  • 【聞きたい。】筒井康隆さん『カーテンコール』 89歳、通奏低音は「死の気配」

    89歳になった文壇の巨匠による新刊は25編からなる掌編小説集。帯には「わが最後の作品集になるだろう」とある。「これ以上書けない、ということですね。時々『これいいな』と(アイデアを)思いついても、大抵昔に同じことを書いている。この中には駄作もあるけれど、みんなわりと傑作です」 『カーテンコール』病床の作者の前に、代表作『時をかける少女』『文学部唯野教授』の主人公や亡きSF界の同志が現れ、耳の痛い言葉を投げかけてくる「プレイバック」。自分を守ってくれた力持ちの女中を追想する「お咲の人生」…。遠い記憶や夢の情景を描く収録作が多く、「死の気配」が通奏低音となっている。「僕は怖がりだから、子供のころから『死』について考えてきた。それで(ドイツの哲学者)ハイデガーなんかも一生懸命読んできた。死が怖いから、そうやって自分で自分をごまかしていたのかもしれない」 長男で画家の伸輔さんが51歳の若さで亡くなっ

    【聞きたい。】筒井康隆さん『カーテンコール』 89歳、通奏低音は「死の気配」
    mshkh
    mshkh 2023/12/17
    筒井康隆も老けたなあ。まあ年齢が年齢だけに、しようがないけど。カーテンコールは kindle で積読?してたから、ちゃんと読もう
  • 演劇業界がずっと「やりたい人はたくさんいるが観たい人は全然いない。なんならやりたい人ですら観たいと思わない」状態なのはなんで?

    稲庭淳 @inaniwan 演劇業界はずっと「やりたい人はたくさんいるが観たい人は全然いない。なんなら、やりたい人ですら他人の演劇は観たいと思わない」状態だと聞くけど、どういう条件が重なるとこういうふうになって、そこで状況が固着するのか気になるんだよな。 2023-12-12 17:47:41 稲庭淳 @inaniwan 先日の北野武監督インタビューで「芸人になりたい有象無象がたくさんいて初めて、当に価値のある面白い芸人とはこうなんだと客がわかるようになる」という話があったが、役者や演劇の世界(もしくは似たような業界全般)でこれが成立してるとはどうしても思えん。 2023-12-12 17:47:57

    演劇業界がずっと「やりたい人はたくさんいるが観たい人は全然いない。なんならやりたい人ですら観たいと思わない」状態なのはなんで?
    mshkh
    mshkh 2023/12/13
    本なんかもそうじゃないの。なろうとかでもそうだけど、小説を書きたい人は山ほどいるが、読者はそんなでもない
  • 最近読んだ本で「これめっちゃ感銘をうけた」と感じたものがありましたら、書名ぜひ教えてください!理由も込みだと嬉しいです。 | Mond - 知の交流コミュニティ

    最近読んだで「これめっちゃ感銘をうけた」と感じたものがありましたら、書名ぜひ教えてください!理由も込みだと嬉しいです。 畑中雅美:全然最近じゃないですけど、性格形成に大きな影響を受け、仕事する上でも「この感覚を大事にしたい」とよく読み返す絵は『げんきなマドレーヌ』です。 Amazonの紹介文によるとパリの寄宿舎が舞台とのことなんですが、「パリの、つたの からんだ ある ふるい やしきに、」とあるだけで、子供の頃の私は孤児院のようなところだと思って読んでいました。そこで12人の女の子がシスターと暮らしていて、同じ服を着て、一緒の部屋で寝ていて、大きなテーブルでご飯をべている。 その12人の中で最も小さい女の子がマドレーヌなんですが、ある夜、マドレーヌが盲腸炎になっちゃうんですよ。痛くて痛くて泣いていたら、夜中に病院に運ばれて手術されることになっちゃうんですね。他の子たちも突然の出来事に

    最近読んだ本で「これめっちゃ感銘をうけた」と感じたものがありましたら、書名ぜひ教えてください!理由も込みだと嬉しいです。 | Mond - 知の交流コミュニティ
    mshkh
    mshkh 2023/11/18
    一番感銘を受けたのは専門書なんだけど、それはここでは期待されてないかな。一般の人に読めそうな本で言うと、「ゲーデル、エッシャー、バッハ」(20周年記念版)。いわゆるGEB本。文字数が足りない
  • 無書店地域の「改善必要」61%、書店「減ったと感じる」72%…読売世論調査

    【読売新聞】 読売新聞社は、27日から始まる「秋の読書推進月間」に合わせて全国世論調査(郵送方式)を実施した。全国の市区町村のうち約3割が、地域に書店がない「無書店自治体」となっていることについて、改善の必要があると「思う」とした人

    無書店地域の「改善必要」61%、書店「減ったと感じる」72%…読売世論調査
    mshkh
    mshkh 2023/10/27
    と言っても仕事以外で紙の本・雑誌を買うことはほぼないしなあ。ぜんぶkindleで買って、iPadかスマホで読むというスタイルになってしまった。残念ながら町の小さな本屋は相当厳しそう
  • 本が消えていく? アメリカの学校でいったい何が? | NHK

    アメリカでいま、学校の図書館からが次々と撤去されています。 去年1年間に“禁書”となったは実に1835作品。 「アンネの日記」やノーベル文学賞作家の作品なども対象になりました。 来年の大統領選挙に向けても争点の1つとなっているこの問題。 背景にあるのは“文化戦争”と呼ばれる価値観の激しいぶつかり合いです。 アメリカでいったい何が起きているのでしょうか。 (ワシントン支局記者 辻浩平) 教育委員会が“文化戦争”の最前線に 「こんな気持ち悪いを子どもが手にする理由など1つもない」 「子どもにポルノを読ませる気なのか」 テキサス州ケラー市教育委員会 2023年1月 それは教育委員会の会合で耳にするような言葉ではありませんでした。 ふだんはほとんど傍聴者がいないというテキサス州ケラー市の教育委員会の会合。 この日は多くの保護者が出席し「学校の図書館に子どもにふさわしくない内容のが置いてある

    本が消えていく? アメリカの学校でいったい何が? | NHK
    mshkh
    mshkh 2023/06/20
    ユタ州では聖書が「下品」なので禁書されたしな。 https://www.bbc.com/news/world-us-canada-65794363 確かに世の中にはえげつない本はあるが、結局それは世の中がえげつないからとも言えるしなあ
  • 少子化なのに「絵本」市場は拡大の知られざる裏側

    子ども4人を東大理三に合格させた佐藤ママが「3歳までに1万冊読み聞かせた」という話に象徴されるように、近年、読み聞かせは幼児教育でもより重要視される傾向にあり、知育の文脈で語られることが増えた。 絵人気が続く理由はどこにあるのか? その背景を探った。 出版業界は右肩下がりでも絵はじわり拡大 出版業界の売り上げは1996年をピークに右肩下がりとなっている。書籍に限ってみても、推定販売金額は1996年の1兆0931億円から2022年には6497億円(『季刊 出版指標2023年春号』)まで減少している。 しかし、そんな市場下においてこの10年、じわじわ市場が拡大しているのが児童書だ。 2013年に770億円(うち絵は294億円)だった児童書の売り上げは、このコロナ禍前後の2019年が880億円(うち絵は312億円)、2020年が930億円(同330億円)、2021年が967億円(同353

    少子化なのに「絵本」市場は拡大の知られざる裏側
    mshkh
    mshkh 2023/06/09
    まあ絵本は大人が買うものだよね
  • The 100 greatest children's books of all time

    BBC Culture polled 177 experts from 56 countries to find the greatest children's books ever. From Where the Wild Things Are to Haroun and the Sea of Stories, here's the top 100.

    The 100 greatest children's books of all time
    mshkh
    mshkh 2023/06/07
    日本の本がない。「ぐりとぐら」とか「銀河鉄道の夜」とか色々あるだろうに、BBC は素人
  • ダイヤモンド・ビッグ社倒産 「地球の歩き方」出版:時事ドットコム

    ダイヤモンド・ビッグ社倒産 「地球の歩き方」出版 2023年05月30日17時28分配信 旅行ガイドブック「地球の歩き方」 帝国データバンクは30日、旅行ガイドブック「地球の歩き方」を出版していたダイヤモンド・ビッグ社(東京)が東京地裁から特別清算開始命令を受けたと発表した。19日付。負債総額は2022年3月末時点で約10億4977万円。 コロナ禍支えたゼロゼロ融資 「ゾンビ企業」は増加―返済ピーク、事業断念も 同社は出版大手ダイヤモンド社(同)の子会社で1969年9月に設立。新型コロナウイルス感染拡大による渡航制限なども影響し、業績不振に陥っていた。出版事業は2021年に学研ホールディングスのグループ会社に譲渡し、今年3月の株主総会で解散を決議していた。 経済 コメントをする 最終更新:2023年05月30日18時15分

    ダイヤモンド・ビッグ社倒産 「地球の歩き方」出版:時事ドットコム
    mshkh
    mshkh 2023/05/30
    ええええ、こっそり言うと最近使ったんだが。マジかいな…。/ウェブサイトはよく見てるよ
  • コンビニ大手、今期中に雑誌棚の完全撤廃検討…週刊誌1000円時代へ突入「文庫は1600円、新書は1200円」いったい誰が買うのか - みんかぶ(マガジン)

    出版社が苦境に立たされている。元経済誌プレジデント編集長で『週刊誌がなくなる日』の著者である小倉健一氏が、各社の内情を語る――。 「出版流通は、もはや既存構造では事業が成立しない」「出版流通はもはや既存構造では事業が成立しない。市場の縮小に、トラック運転手の労働時間規制を強化する『2024年問題』が重なり、を運ぶ費用を賄えない」(日経新聞5月24日)――こう話すのは、出版取次大手トーハンの近藤敏貴社長だ。トーハンは、2023年3月期の出版流通事業が4期連続で経常赤字になることが見込まれていて、出版各社に書籍や雑誌の運搬費の値上げを相談するという。 物流業界で、今、大きな問題となっているのが「2024年問題」だ。ブラック化しているトラックドライバーの労働環境の改善のため、来年(2024年)4月から、時間外労働の上限が年間960時間に規制され、月60時間以上の残業をした場合、割増賃金率がアッ

    コンビニ大手、今期中に雑誌棚の完全撤廃検討…週刊誌1000円時代へ突入「文庫は1600円、新書は1200円」いったい誰が買うのか - みんかぶ(マガジン)
    mshkh
    mshkh 2023/05/26
    考えてみれば紙の雑誌なんて見かけないな。病院の待合くらい?病院は老人が多いからな。しかしコロナで雑誌の撤去も増えた印象
  • 地獄の絵本でしつけ

    いろいろと思うところがあるのだが,うまくまとまらないし,またうまくまとめることにも抵抗があるので,例によって散漫ながら,メモのようなことを書いてみたい. 以下のような記事があった: えんま王、しつけの「劇薬」? 地獄絵に子ども釘付け http://book.asahi.com/booknews/update/2012062500006.html 悪いことをしたら、えんま王が地獄に落とすぞ! 思わず目を背けたくなる地獄の光景が生々しく描かれた絵「地獄」が、なぜか人気だ。やんちゃな子たちをしつけるのにもってこいの劇薬? えんま王もびっくりだ。(中略) 朗読会を開いたのは大阪市内の自営業、前田正治さん(70)。中学1年の孫に読ませると「真面目にせなあかん」と効果てきめん。「親や先生が見てなくてもえんま王が見ている。そんな心構えが今の子には必要だ」と思ったからだ。(中略) 「地獄」は1980年

  • 酒虫 (芥川龍之介)

    この季節はとにかく暑くて湿度が高く,一年を通じて最も嫌な時期である.外出すると,息をするのも苦しいような暑さと湿度のため耐えられないような気分になり,さらに,汗でシャツがじっとりとしてくると,それがまた不快さを増大させていく. こういった暑い日によく思い出す小説が芥川龍之介の「酒虫(しゅちゅう)」という短編小説であり,今回のエントリでは,それについて書いてみたい. この小説は,もともと,聊斎志異の中にあるエピソードに基づいているという.芥川の酒虫では,昔の中国の或る地方の素封家である,劉が主人公となっている.劉は,人並みはずれた酒豪でもあった.あるとき,この劉の元に,西域から来た一人の僧が訪れる.その僧は,劉がいくら酒を飲んでも酔わないのは,病のせいであるという.そして,その病は,劉の腹中に住んでいる,「酒虫」を取り除かないと治らないというのであった. 劉は,その僧に,酒虫を取り除くよう依

  • ノートの書き方

    こんな記事がありました: 「ノート検定」学力アップにつながる? 京都市教委が試み (京都新聞) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161126-00000012-kyt-l26 この件に関しては色々と思うところはありますが,はてぶでは否定的な意見が多いようですね. ところで,この記事を読んで,宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」を思い出しました.主人公のブドリは,クーボー大博士に会いたい一心で,イーハトーヴに向かいます.ブドリが大博士の学校を探し当てたのはもう夕方で,しばらくすると,大博士は講義を終えるところでした.クーボー大博士は学生に向かってこう言うのです: 「いまや夕べははるかにきたり,拙講もまた全課を終えた.諸君のうちの希望者は,けだしいつもの例により,そのノートをば拙者に示し,さらに数個の試問を受けて,所属を決すべきで

  • 風邪で寝込んだ

    このブログは2005年の7月に始めたものなので,ちょうど丸2年になる.過疎ブログであってもブログを書くことは大変楽しく,頻繁には無理にしても,細々とは定期的に更新しようと考えていた.ところが,とうとう先月は一つもエントリを書かなかった.このブログの最初に,「 ブログを始めるにあたって - 継続は力 」などという偉そうなエントリを書いたことが恥ずかしく感じられるほどである.気持ちを改めて,できるかぎりの更新を心がけるようにしたい. また無意味に前置きが長くなってしまったが,今回,ロイターの記事に大変勇気づけられる記事があったので,それについて書いてみたい. Australian granny, 94, becomes world's oldest master http://www.reuters.com/article/lifestyleMolt/idUSSYD3300820070802

  • MENSURA ZOILI (芥川龍之介)

    POP*POPというブログを楽しみに読んでいるのだが,そのブログに以下のような記事があった: 芸術の価値を算出する?!MITの発明、『ART-O-METER』 ART-O-METER は,MITで発明されたガジェットで,芸術作品の評価をしてくれるという.ただ,その原理は簡単なもので,芸術作品の前で人々が立ち止まった時間を測定し,それが長いほどよい作品と判断するということだ.どこまで気なのか分からないが,大変興味深く感じた. そして,この記事を読んで,芥川龍之介のMENSURA ZOILI という短編小説を思い出した. この小説では,芥川は,ZOILIA (ゾイリア) という架空の国へ向かう船の上の人である.このとき,その船の乗客の一人が,芥川に,ゾイリアで発明された「価値測定器」について話を始めるのである. 「価値測定器というのはなんです」 「文字通り,価値を測定する器械です.もっとも主

  • ブログ開設13周年と「懶惰の歌留多」

    もう半年も前の話になるが、今年の6月に、以下のような毎年恒例のメールが来た。 日付: 2018/06/18 8:04 件名: 祝ブログ開設13周年! ○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ブログを開設してから、もうすぐ13周年!! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○ ウェブリブログに登録してから、あと2日で13周年になります。 ウェブリブログ事務局のまーさです。 ご利用いただき、ありがとうございます! A Day in the Life http://dayinthelife.at.webry.info/ この13年間にあなたのブログで生み出された訪問回数は・・・ 530733 件 になります。 時機を失した感はあるが、ブログの一年の区切りに、なぜ私はブログを書くのかといったエントリをまとめるのが恒例であった。しかし、大したブログでもないのに、そんなエントリを書くのも滑稽で