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「分離脳」だから分かった感覚のつながりとは
目で見ているものが「実際」とは違って見えてしまうことを指す「錯視」。この錯視を含め、見たり聞いた... 目で見ているものが「実際」とは違って見えてしまうことを指す「錯視」。この錯視を含め、見たり聞いたり考えたりしているときの脳の活動を測定して、「時間の知覚」「多感覚統合」「脳の性差」など、人間の内なる活動のメカニズムを探る四本裕子先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人、写真=内海裕之) 「時間の知覚」「感覚統合」「脳の性差」といったことを研究する四本さんは、「地味」「細かい」と自分では言いつつも、とても興味深い研究を推し進めている。 すでに「時間の知覚」だけでも、興味津々ではちきれそうなほどの研究の最先端のお話を伺った。お腹いっぱいに近い。 このあたりで趣向を変えて、四本さんがどんなふうにしてこの研究にたどり着いたのか聞いておこう。 「今思えばですけど、やっぱり自分の知覚、内的な体験というのについて、思いをはせるような子どもでした。幼稚園だか小学校の低学年ぐらいのときに、私が見ている赤い色
2017/03/19 リンク