リクナビ「内定辞退予測」、拙速の裏に2つの危機感

「ああ、いよいよか……」。リクルートコミュニケーションズのある若手社員は、今年春の辞令を見た瞬間にこう思った。それまで新規事業プロジェクトの担当者だった20代のエース級社員が役職者に就いた。抜てき人事である。「この方向に会社として舵（かじ）を切るという意思表示だな」。こう感じた社員が多かったという。 このプロジェクトが、「内定辞退率」を予測して企業に提供する「リクナビDMPフォロー」だった。個人情報保護法に抵触する恐れがあるとして波紋を呼び、リクルートキャリアは8月5日、個人情報の外部提供に関する同意を取得していなかった事実が明らかになったことを受けてサービスの廃止を決めた。 同サービスの提供者は「リクナビ」を運営するリクルートキャリアだが、予測のためのデータ分析はリクルートコミュニケーションズが担当する。方法は次の通りだ。当該企業を前年度に応募した学生の選考状況や内定の諾否、どの業界情報

[mkusunok]

中で違和感を感じても、なかなか手を出せないよね。ドル箱の可能性があればなおさら「評価された側がどう感じるかという視点がない。今回の内定辞退率予測と、『企業重視、ユーザー軽視』という点では根は同じだ」

[Panthera_uncia]

セブンペイかと思ったらリクナビじゃん。急ぎに関わらず元からリクルートに倫理観なんか無いでしょ

[isrc]

革新的なサービスが生まれないまま、社内には「企業重視、学生軽視」の雰囲気が徐々に強くなっていった。直接的な収入源である企業側のニーズを色濃く反映したサービスが求められるようになった。

[diet55]

「『内定辞退率』を予測して企業に提供する『リクナビDMPフォロー』だった。個人情報保護法に抵触する恐れがあるとして（略）サービスの廃止を決めた。」

[kenchan3]

基本的に学生は一生に一度しか使わないのに、企業側は毎年使うものだから、そもそも学生側が軽視される土壌のある仕組み。