本村洋の復讐論と安田好弘の怠業 － 山口県光市母子殺害事件 | 世に倦む日日

本村洋を最初に見たのも「ニュースステーション」だった。記憶が不確かだが、９９年の一審の求刑が出たときだっただろうか。事件の残忍性も衝撃だったけれど、彼が生放送のスタジオで発した言葉が鮮烈で、私の心の奥深いところに届き、彼に対して尊敬の念を抱いた。私が若い人間に尊敬の感情を覚えることは滅多にないが、この男は何と偉大だろうと胸を打たれた。当時２３歳。簡単に言うと、彼がスタジオで言ったのは、「もし犯人が死刑にならずに刑務所から出てくれば、私が自分の手で殺す」という殺人予告だった。結論だけ聞けば過激で異様な報復宣言だが、それを論理的に説明する彼の弁舌が実に見事で、秀逸で、久米宏と一緒にずっと息を詰めて聞き入った。録画できなかったことを後悔しているが、忘れてはいない。それはまさに刑罰論であり、刑法総論の序章をなす法哲学の開陳だった。例えば国立大学の法学部の二年生が履修する刑法Ⅰの講義の冒頭で聴かせて

[tohokuaiki]

前半部分はすごい読ませる・・・・。

[webmarksjp]

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[ken_wood]

>犯罪者が罪と向き合い犯行を悔い許されれば人生を贖罪と社会貢献に捧げようと生まれ変わったその命を社会が残酷に奪い取る非業さと残酷さ・等価だという真実の裏返しで命の尊厳を社会が知ることに死刑の意義が・・

[nilab]

世に倦む日日 : 本村洋の復讐論と安田好弘の怠業　－ 山口県光市母子殺人事件:被告人である福田孝行が獄中から出した手紙には不誠実な内容が書かれている。反省の色はまったくない

[a_dogs]

死刑の意味

[shidho]

結局、犯罪をした人が悪いのか、犯罪という罪を裁きたいのかという法律の初歩問題に戻るのか。

[kapibara]

絶望的

[Tadaki]

死刑制度]

[clapon]

同世代として、ここまで社会と闘い、自分の意思を伝える姿を尊敬する。

[yose]

胸が締め付けられる。本村氏の心的内面を想像するたびに、僕は鳥肌を立てずにはいられない。

[blanc2005]

ひどい事件のその後もまたひどい事になっている。なんだかやるせない気分。

[kaoruw]

誰の身にも起こりうるおぞましい犯罪。それが日本の司法ではこういうことになるわけだ。この筆者の耐え難い怒りと危機感に、全面的に共感する。

[synonymous]

ヨニウム先生の仰る事を踏まえれば、反省のない加害者を死刑にしても意味が薄いように思われます。