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「カメさんキャンプ」の幻影を追って、日高市の高麗ふらり旅
1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズ... 1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:「写ルンです」のレンズを再利用した「Utulens」がエモ楽しい 「カメさんキャンプ」の思い出 子供時代の、ぼんやりとしていながらも、とても楽しい思い出がある。それが「カメさんキャンプ」だ。 あれはたぶん、僕が小学校3年くらいのころから2、3年連続してだったと思うんだけど、カメさんキャンプと呼ばれるキャンプ体験に参加した。 埼玉県日高市にある「高麗(こま)」という自然豊かな町が舞台で、高麗駅は、僕の家のあった大泉学園駅と同じ、西武池袋線の沿線にある。埼玉、秩父方面へ下ること1時間ほどの距離だ。 その高麗駅から、はっきりとは覚えていないけれど、子供の足で歩けるくらいの距離に「カメさん」というおじさん、いやお兄さんか? 当時、僕らと同じくら
2022/09/05 リンク