転売人気の「ブルースティック」をつくる受刑者たちの「本音」…前向きな取り組みでも「懸念点」があった（倉本 菜生） @moneygendai

刑務所で作られた製品が近年注目を集めている。日用品からアクセサリーなどの小物、工芸品に果ては神輿まで、さまざまな製品が刑務所内で製造されていることをご存じだろうか。これらは「刑務所作業製品（※通称CAPIC製品）と呼ばれ、全国の受刑者が作っている。 前編『洗濯石鹸「ブルースティック」、実は刑務所の中でつくられていた…製造の「意外な裏側」』では、ブルースティックの製造の実態について、横須賀刑務支所次長の紅野氏への取材をもとに紹介した。 転売人気について当事者たちが思うこと 徹底した安全管理と指導のもと製造されているブルースティック。じつは国内の刑務所作業製品の中で唯一、品質マネジメントの国際規格「ISO9001（※顧客に提供する製品やサービスの品質を継続的に向上させていくことを目的とした規格）」の認証を得ている。製品のこだわりについて、紅野さんはこう語る。 「ブルースティックの製造にあたって