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日本よ、いい加減、現実を見よう 自由貿易が社会を傷だらけにする(柴山 桂太) @gendai_biz
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日本よ、いい加減、現実を見よう 自由貿易が社会を傷だらけにする(柴山 桂太) @gendai_biz
日本よ、いい加減、現実を見よう 自由貿易が社会を傷だらけにする 世界も国内も、グローバル化で分断さ... 日本よ、いい加減、現実を見よう 自由貿易が社会を傷だらけにする 世界も国内も、グローバル化で分断された あるいは法人税引き下げ競争を例に出しても良い。1980年代初頭から、世界中の法人税率は明らかに低下している。企業が税金の安い国に逃げるのを防ぐために、一つの国が税率を下げたら別の国も追従せざるを得ない。 反対に労働者は、税を逃れる方法がない。法人税は下がり、消費税や付加価値税は上がる。国際的に移動出来る資本から、移動出来ない労働者に税の負担が移ってしまう。グローバル化が進むと、資本にアクセス出来る者の発言力が大きくなり、労働者の発言力は小さくなる傾向にあるのだ。 なるほど、自由貿易で消費者は安くて高品質な財やサービスを手にできるようになったかもしれない。しかし、消費者は労働者でもある。「新グローバル化」の下で進む国際分業は、先進国の平均的な労働者を不利な立場に追いやってもいる。単に所得が