このまま新書は絶滅するのか…講談社現代新書が出した「一つの答え」（青木 肇）

新書は絶滅危惧種なのか？ もはや「新書」は絶滅危惧種なのではないだろうか――そう思うことがある。 新書編集部の現場にいると、なかなか気づかない。日々の業務に忙殺されるし、なにより、新書づくりは面白くて楽しい（むろん楽しいことばかりではありませんが……）。 だから、そんな暗い未来のことはあまり考えずに日々、仕事を続けている。 それでも、業界の数字を見れば、今の新書が置かれている状況は結構ヤバい。 紙の書籍の総出版販売金額（約6804億円）のうち、教養系新書が占めるのは約141億円。全体の2％強と、決して大きなマーケットではない。金額の推移を見ても、2011年の約230億円から下がり続けている。 （公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所の調査による。2021年の数値） 一定の規模以上の書店さんには、今でも新書のコーナーがあるし、ありがたいことに新書が好きな読者の方も一定数存在する。 それでも

[Arturo_Ui]

"もはや「新書」は絶滅危惧種なのでは"< 印税を含め経費を節減する弥縫策だったものに限界が訪れただけでは？　刊行点数は伸び続けても、筆者の世代交代はさほど進まなかったわけで // 今より中身を薄めてどうすんの。

[nornsaffectio]

講談社現代新書とちくま新書は賞味期限の長い名著が多い。お金のない時分古本屋でよく漁った。新宮一成とか内沼幸雄とか廣松渉とか、『現代思想を読む事典』なんてのもあったな。

[hharunaga]

平均的な新書の半分以下の100ページとは、確かに薄い…。ところで、講談社現代新書の紙版には「～刊行にあたって」という文章が載っているが、電子版にはないな（岩波新書ではある）。

[gcyn]

一冊1000円に慣れるのにずいぶんかかりました。100ページのはブックレットレーベルを新しく作れば良いだろうになって思いますけど、そのほうが失敗しやすいやりかたなんだろうなー。難しいですね。

[yamasamayukisama]

そもそも昔の新書が200ページ前後のものが多かったんですけどね。たまに見かける数百ページ規模の新書なんて、前世紀には現代新書のアフリカ史（数年前に改訂版でさらにページ増）以外にあったのか記憶にない。

[apipix]

> 〈不易（ふえき）を知らざれば、基（もとい）立ちがたく、 流行を知らざれば、風（ふう）新たならず〉（去来抄）

[sakidatsumono]

高校時代は講談社現代新書に夢中だった

[conchucame]

岩波ブックレットというのがすでにあって、これは良いシリーズですよ https://www.iwanami.co.jp/smp/booklet/

[frontline]

「新書」という形態に拘るのは何かあるのかな？自分は「ハードカバーの高い本」と「それ以外」という区分以外もってないので、今ひとつピンとこない。

[tanaka3]

ジリ貧の市場で闘っても撤退戦でしかない。下り坂にあらがうより、新書や書籍という市場自体を変えるという発想はないのかな。

[SasakiTakahiro]

今の時代は、見たい・読みたい・試したいコンテンツが山のように存在している。

[twilightmoon99]

もはや「新書」ではないな。

[tsubasanano]

“「新書でさえも、読む時間がない」と考えている方々が多いのではないだろうか――と。思い切って従来の半分以下、100ページぐらいまで減らして「イッキ読みできる教養新書」を創ってみたらどうだろうか――と”

[mayumiura]

執筆者の人選と合わせて楽しみな新シリーズ。個人的に、50代の勝負という点でも応援。読み返したくなるような新書だといいな。

[cattower]

その昔cakesから似たようなコンセプトのシリーズが出てすぐ終わった

[gryphon]

“教養系新書が占めるのは約141億円。全体の2％強と、決して大きなマーケットではない。金額の推移を見ても、2011年の約230億円から下がり続けている”／出てきた結論で作る本、自分は買わないだろうけど頑張ってほしい

[duckt]

アーレントなんて、統一教会叩きで目がグルグルになってる人は読むといいと思うな。ついでに仲正昌樹のアーレント本も。