米国IT業界に過去あった多重下請構造、それが破壊された理由 - プロマネブログ

日本のIT業界を「SIガラパゴス」と言う前に知っておきたい海外ベンダ事情 - プロマネブログ 前回の記事を書いたあと、うっかりしていたことに気づいたので、追記です。 ユーザ企業とベンダ企業との関係については、他国との比較を色々書いたのですが、多重構造について深堀り書くのを忘れてました。 米国の事情についてもうちょい書きます。 下請構造が崩壊したアメリカ 端的にいうと、米国にも日本と同様の下請構造は過去ありました。 日本と同様に、元請けが大規模な案件を受注し、それを２次３次請けにシステム開発再委託するという構造です。 政府調達元請けの平均60.4％が下請け及び補給品に再投資され、それらのさらに平均83.2％が3次へ再投資、さらにその83.2％が再々投資、と繰り返される事により、初期調達額$369M（元請けのみ）は、上記再投資の構造より算出される係数2.06を乗ずる事により、$759Mと推計さ

[p260-2001fp]

国外で奴隷を調達するか、国内で奴隷を調達するかの違いに過ぎない(言い過ぎ)/とコメント書いてから思ったけど、これも今まで散々言われてきたことだよなあ…

[ono_matope]

『情熱プログラマー』の初版(2005年)タイトルが『オフショア時代の開発者サバイバルガイド(My Job Went To India)』だった事の背景というか

[andalusia]

いやいや。http://d.hatena.ne.jp/andalusia/20111031 に乗せたグラフの通り、オフショアとか多重下請とか以前の問題として、米国では受託開発が減ってパッケージに変わったのよ。そして日本ではなぜか内製が減った。

[kastro-iyan]

アメリカとの決定的な違いは母国語でしょ。英語と日本語の壁は相当厚い。将来はそれもなくなるんだろうけど。

[rryu]

多重化の下層がオフショア先になっただけで多重請負構造は変わっていないという。結局人数を大量に集めるには階層構造しかないということなのか…

[el-condor]

日本ではユーザ企業もSI元請も発注力がアレなので、この原因では当面国内中小は安泰なのでは。今更インドや中国が日本シフトで日本語のよくわかるブリッジSEの頭数を揃えてくるとも思えないし。

[daltonp]

英語を話せるマネージャーが増えないとオフショアは普及し辛いと思っている。下請け側に日本語が流暢なブリッジSEが多い訳でもないから、言葉の壁は厚く、管理する側からすればコストは安くリスクは高い

[vanbraam]

via b:id:entry:199959362;うーん.現状見てると下請けがそのままオフショアになったとも思えない;米国企業はユーザー企業内のITショップの技術力が日本と比べて遥かに上の印象.統計取ったわけではないので印象論でしかないが

[raitu]

「９０年台半ばまでは、派遣か契約社員の違いはあれど、アメリカも日本と全く同じで多重請負構造だった」オフショアの台頭により崩壊と

[yohichidate]

いろんな人が指摘してるけど、言葉の障壁が一番大きい。ただ、日本の場合どうなんだろうね。ドンガラはオフショアにしてローカライズ機能だけ残すとかは考えられそう。

[Arturo_Ui]

「日本がアメリカと同じように多重下請構造が破壊される時は来るのか」 < その時は、日本の開発者が、中韓のオフショア開発という形で下請けに回ることになるのでは？

[reachout]

日本語が出来ないとオフショア出来ないという極めてキツイ参入障壁のおかげでまったくオフショアが進まない、おかげで国内中小下請けIT企業は今日もせっせと請負受注する。

[houyhnhm]

うーん、アメリカほど顧客崩壊してないからなあ。

[ug_idol]

日本語かな

[goodstoriez]

“米国も過去多重請負構造があった 多重請負構造を破壊したのは、オフショアの台頭と開発力の向上”

[moerrari]

SIerの多重下請け構造はかつてアメリカにも存在したという話。

[mkusunok]

ヨードン『プログラマーの復権』の原題が"Rise & Resurrection of the American Programmer"だったことを思い出したり

[Cru]

コールセンターは中国とかにオフショアしてるよね、日本語が参入障壁としても

[natu3kan]

日本がよく委託するオフショアも技術力をつけて台頭する日はくるのかな。ただの下請けだと技術力があがる仕事をまるごと任せてもらえないから台頭しにくいのかな

[aitsu_joke]

via Pocket

[KatagiriSo]

アメリカのSIも多重下請けの構造があったけど９０年代後半くらいに海外オフショアによって下請け会社が打撃をうけて破壊されたらしい。

[naga_sawa]

多重下請構造が破壊されたというか下請け先が海外に奪われて国内からは壊滅したように見えるだけと/言葉の壁問題が解消されたら日本でも同じく元請け以外は消滅に追いやられて首吊るしかなくなるわけか

[Rlee1984]

“米国も過去多重請負構造があった 多重請負構造を破壊したのは、オフショアの台頭と開発力の向上 多重請負構造の破壊の結果、中小ベンダが大打撃を受けた”

[laislanopira]

“元々は日本と同じように米国下請け企業に仕事を流していた元請けが、仕事の委託先をオフショアに切り替えた”

[st43]

英語ならオフショア側で対応できるけども、日本語となると対応できる分母が少ないんで、結果として日本の下請けIT企業が生き延びてる側面もあるのかねえ

[y_maeyama]

My Job Went to Indiaが出たのが2006年ごろ。日本が10年遅れているとするとオフショアが進んだ、とまとめが出てくるのが2016年ごろになる？

[daibutsuda]

この記事、開発をアウトソースするユーザー企業しか論じてないよね。

[fj820145]

日本は下請け（中小企業）が優秀だから価格下げたり、バータしたりいろんな策で乗り切るから、逆にこの構造は無くならないでしょう。

[tarchan]

＞９０年台半ばまでは、派遣か契約社員の違いはあれど、アメリカも日本と全く同じで多重請負構造だった

[honeybe]

言語の問題が一定量解決されたら一気に崩壊しそうだな。

[keitone]

そもそも日本のITは富の再分配というか形を変えた社会保障制度というかコンピュータを通してのサラリーマン育成システムというかそんなようなもんだし、アメリカと違って世界で役立つソフトとか目指してないしな。

[tpircs]

日本で丸投げ発注してるのは責任転嫁が一番重要視されてるからなので、オフショアに奪われるとかいう話はあまりないと思う。

[sona-zip]

つまり多重下請けが国内からなくなるということは、現在の職場に不満のあるエンジニアの職がなくなるということであって、エンジニアのための理想的な職場に生まれ変わるというわけではないわけだ