ベストセラー『土偶を読む』の反論本著者が語る検証の杜撰さ、メディアの責任 あえて『土偶を読むを読む』を出版した望月昭秀氏が伝えたかったこと【前編】 | JBpress (ジェイビープレス)

本書は『土偶を読む』を丁寧に検証しながら、竹倉氏の自由な「発想」は批判されるものではないが、「検証」があまりに杜撰で、学問的には説として到底認められるようなものではないと結論づける。さらに、竹倉氏の本が、世に受け入れられていった経緯についても検証を重ねていく。 専門知識はあれど一般社会と乖離しがちな学術の世界。専門知識はなくとも影響力を持つ「識者」という存在。わかりやすい物語を欲するメディアと読者……。これらの交わり方によって、事実はときに大きく歪む。〈『土偶を読む』ブーム〉を超えて、我々は「複雑な知」とどう向き合うべきなのか──。望月氏に話を聞いた。 発想は批判されるものではないが、検証が杜撰だった ──『土偶を読む』刊行直後から、望月さんは、竹倉さんの説に疑義を呈していらっしゃいました。従来、土偶は、人間、主に女性をかたどったものだとされてきました。しかし『土偶を読む』で竹倉さんは、土

[bqob9po124]

「学者のエラい先生はAと言っているけど実はBなんだぜ！ΩΩΩ<な、なんだってー!?」という説が凡庸でエキサイティングさに欠ける通説Aよりも世間の耳目を集めてしまうという現象は学問の分野を問わないみたいですね。

[Unimmo]

NHKは以前にも同様の捏造報道をしている。「人麻呂の暗号」というヨタ本を万葉集の画期的新解釈として紹介し、いまだに信じる者がいる。学問上の誤報や捏造報道を検証するBPOと同等のシステムが必要だろう。

[hobbiel55]

"『これは個人の思いつきに近いもので、学術的には見るところはない』とコメントしているのにその部分は全く使われず"←まったくNHKはどうしようもないな。

[urandom]

耳目を引くが検証されていない珍説をいきなり一般書として出す出版社は長年かけた信用を目先の儲けのために切り売りしていることに気づくべき。

[h-hirai]

"当サイトでも、『土偶を読む』の内容の一部を抜粋・再編集した記事を掲載し、大変読まれました" んで、その記事へのリンクもこの記事末尾にあってなかなかすごい。逆向きのリンク(「読む」→「読むを読む」)が欲しい

[take-it]

NHKの「捏造」もだけど、サントリー学芸賞もどうすんだろ。あくまで「発想」として評価したのか。

[WildWideWeb]

知的雑食性が売りの文化人や専門を実質卒業して文化人枠に収まった学者の方々のハロー効果。専門外とはいえ自分よりは目が肥えてるはずと思ってしまう罠。

[kamezo]

この記事の関連記事欄に『土偶を読む』の紹介記事２本 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/65038 や https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/65039 があるし末尾には目立つリンクも。せめて両記事の関連記事欄にこの記事も入れてほしいものだ。

[differential]

NHKは割とうっかり、マルチの水素水を奇跡の水って言い出したり、奇跡のリンゴ笑を持て囃したり、奇跡の詩人を持ち上げたりと、トンデモに弱い公共放送だと常々思っている。一度や二度じゃ無いのがねー

[kash06]

はてなにいると、『ゲームの歴史』のハックル岩崎氏と、丁寧に反論を集めた岩崎啓眞さんを思い出す……。

[georgew]

結局のところ現実の資料や事実に基づかない想像は、いくら楽しくても妄想でしかありません > 歴史研究でもあるあるの事象ですね。中途半端な識者の帯絶賛評がまたいただけない。

[tick2tack]

“権威がついてしまい、学校図書などに入るようになると、子供の教育にとっても社会にとってもよくない”　江戸しぐさで思ったのがおかしなものが教育の現場に入るプロセスを明らかにできないかということ

[khtno73]

竹倉氏は土偶界の白川静になれるか否か

[k-takahashi]

"批判ばかり読んでいると疲れてくるし、書いている方もそれは同じです（笑）"　真面目に研究する人ならこうなる。炎上商法の人達はそうでもない

[shomotsubugyo]

学問は仮説と検証で進む。学者は一応、仮説だけでなく検証も「自分で」できることになっているけれど、そこが弱い人や弱い学会もあるからね。間違い仮説も出版されるというわけ。そしたら別の出版物で検証されちゃう

[ueshin]

自由な発想と、地道な検証はバランスをとってゆくべきで、検証だけでは一般の耳にも入らないし、耳も傾けてもらえないだろう。検証が負けているのではないの。

[nyankosenpai]

晶文社は人文系のおもしろい本をいろいろ出してたけど、2010年代くらいから医療系や売れ筋に変わってからちょっとおかしくなったと思う

[Sinraptor]

「公開討論で討議したい」察し

[bokmal]

“『土偶を読む』を出した出版社はそういった点でも信頼のある出版社”晶文社は学術よりは善きアマチュア精神の版元という印象があって、これで「アマチュアはこれだから」になってしまうのが残念というか…

[ashitaharebare]

違うと思ったら反論することができる。素晴らしいことじゃないか。

[kirakking]

与太珍説が非専門家やメディアの間で斬新な新説のように持て囃されるのはいつもの事だけど、子供向けにまで降りてくるのは流石に…と。突飛なアイディアは楽しいけど、科学の視点を欠くとそれはただの空想。

[morimarii]

史学って本当に舐められてるよね定期

[minamihiroharu]

非常に良く聞く専門家側の「私の意図とは全く違う切り取りです」がここにも。　俺の聞いた最初の例は大学の講義で「君達、NHKの番組なんか出鱈目だぞ。僕は二度と協力しない」と怒っていた教授の話。

[stabucky]

どっちでもいいや。

[grdgs]

日本国紀かよ

[hobbling]

先週買って今読んでる

[blueboy]

　今になって本を出すより、当時に、Twitter やブログで 簡単に批判しておくべきだった。「 NHKにインタビューを受けたが、捏造された」とTwitterで書けば、炎上騒動になったはずだ。Twitterぐらい使えよ。きみたち現代人だろ

[fhvbwx]

一番批判されるべきは両者の見解を載せた中立面をしていて実のところ言い訳程度でしかないJBpress。（きちんとした（少なくとも同等ボリュームの意見かつ元記事についての自制を含む）後編であれば撤回します）

[yoh596]

パラサイト・イヴみたいに小説とか空論を活かすアウトプットだったらよかったのにと思った事はある

[deztecjp]

まず『土偶を読む』という本のことを知らなかった。そんなことがあったんだな、と。

[izumiya1948]

イザヤ・ベンダサン（を騙る山本七平）の「日本人とユダヤ人」に対して宗教学者の浅見定雄の出した反論本「にせユダヤ人と日本人」みたいだな。

[ChieOsanai]

NHKェ……。おえらいさんが気に入って「この方向で映像つくれ」と言ってきたら下の人間は逆らえないよね。

[hilda_i]

論争が起こること自体はよくあることだわね。そのバトルをリアルタイムに近い形で誰でも覗けてしまうのは、今だからだけど。

[Zephyrosianus]

個人的には図像解釈学という名前の講義を受けた事がある者としては「イコノロジー」とか言ってるのも勘弁してクレヨン、という感じ

[srpglove]

「望月　批判ばかり読んでいると疲れてくるし、書いている方もそれは同じです（笑）。間違いは間違いだと言いたい、というのが最初の原動力ではあったのですが、それだけだと疲弊してくるので、」

[u_eichi]

学術全般に言えるのかもだけど、少なくとも江戸以前の日本史に関する本については、まず著者の肩書きと経歴だけは確認してから読む。3ページ読んだら無価値なのがわかる「歴史研究家」の超解釈とか山ほどあるから。

[uunfo]

望月氏が研究者ではないから出せた本という気もする