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第83話 エリス姫と騎士アンリ - 歓びの野は死の色す(磯崎愛) - カクヨム
アンリは反論せずにはいられない自分を殺したくなったが、それは言われたほうも同じ気持ちだった。だか... アンリは反論せずにはいられない自分を殺したくなったが、それは言われたほうも同じ気持ちだった。だから彼女は囁くように笑ってつぶやいた。 「たしかに、死んでいるわけではない」 「ええ、そうです」 「だがな、ルネが死んでいてくれたほうがよかったと思うようになるとサルヴァトーレに言われたとき、おれは、なにもこたえられなかった」 「公爵様?」 「ルネが生きていればこの国がむざむざ侵略されることはなかっただろうと思い、モーリア王に結婚を迫られたときにも、ルネさえいればこんなことにはならなかったと思う自分が情けなかった」 「それは、ですが」 「アンリ、おれがこんなことを口にするとおかしいかもしれないが、ルネにはじめて会ったとき、彼がお伽話から抜け出してきた騎士のように見えた。おれは少し恥ずかしくて、兄の後ろに隠れたくらいだ。自分の理想がそこにあらわれたように思ったからな。あのころおれはまだ幼かったが、自
2024/05/07 リンク