日本人の創作した中国ものに見える「本場中国テイストの脱臭」について

なんか論文くさい書き出しになってしまいましたが。 きっかけは先日のツイートです。 興味深いツイートだなぁ。 同じようなことをずっと感じてる。日本人作家の中国小説って良くも悪くも大陸本場のテイストが脱臭されてる。和製麻婆豆腐を食べてる感じ。長くなるから今度ブログで書きたい。 https://t.co/k7OyyyycQh — 春秋梅菊 (@chunqiumeiju) 2023年2月14日 ※追記 記事のきっかけになったツイートなのですが、私が引用元様のツイートの意図とは違う方向まで話を拡大してしまい、そのことでご指摘を受けたので取下げさせていただきました（引用元様には直接謝罪のうえ、ツイートの取消しでご了承いただいてます）。私のツイート趣旨は、この下の文章の通りなので、そのまま読み進めていただければ問題無いかと思われます。 長く中国大陸のコンテンツ（ドラマ・映画・小説）に触れていると、日本人

[ikusana]

これは中国ものに限った話ではなく西洋風ファンタジーでもよく見たら社会制度が江戸時代とか良くある

[EoH-GS]

面白い。日本には隠士がいない、というのは陳舜臣さんも言ってたなぁ。忠の概念は日本の方が幅が狭い気がする。宦官の書き方はこないだ『後宮の烏』見て逆にビックリした。庶民女性活躍ものはあんまりないのか日本

[sirobu]

中国の反応まとめを読んでると日本の創作に対して「登仙みたいな人外になることを躊躇う」「向上心がなく人の世の中に止まることを良しとする」みたいな所に好みの違いを感じるらしい

[khtokage]

よほどしっかり取材して慎重に描かない限り、自分が生まれ育った土地以外のことを書いたときに抜け落ちることは絶対にあるだろうけど、何がどのように抜け落ちるか、というのは面白そう

[modoroso]

"武侠ジャンルでは去勢しないと会得できない武術とかあって最強級の強さを持ってたりする"　すげえ！なにそれ知らん！　発想力で負けた気がする！

[wdnsdy]

最近中国発コンテンツ原作のアニメをちょくちょくやってるが、見ててなんかしっくりこない、すんなり入ってこないと前々から思っていた要素や理由が言語化されてるエントリだ。ギャグのテンポもちょっと違うんだよな

[timetrain]

マンガの金瓶梅を見てて、あまりの根底哲学の違いに眩暈がして読めなかったけど、同じ東アジアとはいえかなり思考の違いがあって、そのあたりが本場ものは濃いんだなあ

[IkaMaru]

中国でもハリーポッターは人気だと思うけど、日本のような「スリザリン人気」はないような気がする。まったく中国小説ではない例で恐縮だが

[mujisoshina]

金庸の武侠小説に一時期はまって、ここに挙げられているような日本との違いが異国情緒として味わい深かった。武侠小説では江湖が舞台であるため、「朝廷には従わない」が「異民族の侵略には戦う」という姿勢が強い。

[rci]

中国の歴史ドラマを見てると煎じた薬をスプーンで飲ませてあげるシーンがやけに多いなーと思ってた。あと、日本と違って「策士」が良いイメージだよね。

[confi]

“封建社会の制約云々は、むしろ物語を面白くするエッセンスにしかなりません。”

[Lhankor_Mhy]

面白い記事だった。いろいろ読んでみたい。陳舜臣が好きなのだが、あの人の作品もやはり⑥かな。

[ichigocage]

紅楼夢は本当に日本で読まれてないよねえ。中国だと扱いは四大奇書で三国志や水滸伝と同等なのに、日本に来てから全く知られていないことにショックを受けた。最近は田辺聖子先生からの言及を知って慰められている。

[shidho]

よくスマホの広告で見かける「商人放浪記」が微妙な出来に見えるのはこのテイストのせいかもしれない。

[teppay75]

忠の感覚は、現代の共産党への接しかたにも通じるのだろうか。コロナ禍を描いた映画群を見ててもその辺が不思議だったもんな。

[minamiminamikita]

面白い。昔の日本人は忠臣蔵とか大好きだったから、中国人の好みと近かったのでは？西洋ファンタジーもダンジョンに肥溜めがあったりとか、日本人が書く物も好き。

[quix_que]

（ここ数年ドラマは中国のしか見てない）人名の命名については違和感を覚えることが多い/食事の時子供のお茶碗のご飯に母親がどんどんおかずを乗っけていくのとか知ってた？/葵花宝典・辟邪剣譜←去勢必須の絶技

[crimsonstarroad]

忠については、忠臣蔵も今の日本では流行らないよなとは思う。 私も今まで読んだ小説とかでは、主君の誤りを諫めて正す家臣こそ本当の忠臣だみたいな思想の方が多い印象。

[filinion]

SCP財団記事を読むと、日本人が書いた舞台が米国の話とアメリカ人が書いたそれは全然違う。逆にアメリカ人が書いた日本が舞台の話はなんか登場人物がアメリカンなんだよな。

[snow8-yuki]

武侠はピッコマとかwebtoonでダラダラ見られて面白い

[akiat]

食べ物とか「本場」より日本人好みになってるよね

[hobbling]

あっちの作品読んでると他人を出し抜くのが善そのためには嘘や脅し賄賂なにをやっても問題なし、って点が引っかかるよな

[disjunctive]

血縁部族社会が消滅して500年以上経っているので、それを理解できる脳がない

[movesinthefield]

列挙されてる事例が面白い。

[suicha]

違うだろうなぁというのはある。ピッコマとか見ていると侘びとして自分で頭を打ち付けて死ぬとかの描写頻繁にあってびっくりする。本場の作品をよく読まないと表現できないと思う。日本の歴史モノにしてもそうだけど

[brusky]

“悪事を自白したキャラが、許してくれと喚きながら自分で自分の頬をビンタする”なんか面白い。／前にどっかで紹介されてたバンカラ小説だって荒唐無稽だったし、時代でも好みは変わるのかもね

[quick_past]

曹操は、蜀側を腐すための道具にもなってると思う。先進的だった、実は漢室を延命させていた。それに対して蜀はヤクザや塩売が偽善ぶって云々と、どこかリアリスト気取りっぽい方向からの攻撃が目立つ。

[avictors]

面白い。欧風も大体顔体だけ外人で感性は日本漫画キャラやし。超現実描写を避けるのは、るろ剣SEEDが多いか燃えよ剣オリジンが多いか程度の差かな。吉川三国志が東南の風を史実風のトーンで天才の証にしたのは正解。

[gaikichi]

たぶん魯迅の民衆描写とか熟読すべきなんだろな。暴力性の荒唐無稽さや地縁血縁意識については同じ日本の近代以前に対しても想像力が弱ってる。藤倉久志や清水克行の歴史本を読むと中世日本はマジで北斗の拳の世界

[pockey_sword]

隠士って目標達成後の「あがり」みたいなイメージかな。日本だと出家が近そうだけど、後白河筆頭に死ぬまで権力にしがみつくのがデフォだからピンとこないのもわかる。

[entok]

隠士って引退した凄腕の殺し屋（ジョン・ウィック）みたいな奴？

[pekee-nuee-nuee]

本邦では若い人向けの時代劇は剣と魔法のナーロッパになってしまったな。かつては忍者と侍が主流ヒーローだったのに。

[soyokazeZZ]

外国人作家による日本が舞台の作品（外国人目線ではない）も同じじゃね。西洋の作品はシェークスピアや聖書が身についている前提で書かれるし、最新ハリウッド映画でもとんでも日本は描かれる。

[yto]

学びある。

[kotetsu306]

映画「カンフーハッスル」で、達人が振り回す槍が釣り竿みたくビヨンビヨンしなってて違和感あったのを思い出した。あれが本場中国テイストなんだろな（敢えて武侠小説風を狙った映画らしいし）

[cider_kondo]

隠士不在はなんだろ。日本が狭いからか?(出家ってブコメあるが、行き先の寺が人里と近いというか町中だったりするので…。深山幽谷に佇む寺院は日本ではあんまりないよな(山岳信仰自体はあるけど大分文脈が違うよな

[lavandin]

これを見る限りでは素人目には韓国の무협はかなり本場の武侠に忠実なように感じるが、やっぱりガチの人が見ると違ったりするのかな？そういう懐の深さも魅力なのかもしれない。大陸っぽさというか。

[lp1mmm]

多種多様な宦官キャラは中国の男性向け小説にはそこそこいる。男性キャラの一つの個性として登場する傾向。最近の作品では人間らしく描かれている。

[snobsnog]

ざっと読んだがあとでちゃんと読む