【メモ】「モンゴルはなぜ強かったのか」…というか本当に「強かった」のか（杉山正明） - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

何度か紹介した「興亡の世界史」モンゴル編 興亡の世界史 モンゴル帝国と長いその後 (講談社学術文庫) 作者:杉山正明講談社Amazon 著者は杉山正明。 この第3章で「モンゴルは強かったか」という身も蓋もない小見出しがある。 以下引用 チンギスとモンゴルを語る時、とにかくやたらに強かったというイメージがある。 だが本当にそうか。 モンゴル騎馬軍団と言っても所詮は人間である。 耐久力はあるがスピードは出ない小型のモンゴル馬に乗り、確かによく飛ぶ短い弓で短い矢を射る。……要するに馬と弓矢の軍団にすぎなかった。 破壊力など、実はたかが知れている。 機関銃も鉄砲もない。 モンゴルを未曾有の強大な暴力集団であるかのように言うのは間違っている。 東西の記録で共通して語られることがある。 それは、モンゴル遊牧民族達は、極めて純朴にして勇敢、命令・規律によく従ったというのである。 彼らが淳良・忠実であった

[gryphon]

「興亡の世界史　モンゴル帝国と長いその後」（杉山正明）からメモ書き。／何か2022年に急にブクマがついたけど、何がきっかけなの？そのへんわからんのだよな

[BigHopeClasic]

“モンゴル遊牧民族達は、極めて純朴にして勇敢、命令・規律によく従った”というか、現代の軍隊における強さとはまさにこれが本質なのであって、であればモンゴルは強いと素直に表現して良いのでは？

[maturi]

「レグニツァの戦い」があったとしばしば記述されるが信憑性が疑わしい。同時代史料にはほとんど出てこない。 それ自体が不自然、 当時のポーランドやドイツは全く統一を欠き、それほどの兵力を動員できるはずがない

[strawberryhunter]

強弱は敵の武装や戦術との相性や気候や地形などの諸条件にも左右されるものなので、領土を拡大できた地域までは相対的に強かったと言えるし、軍隊の規律もまた強さと言っていい。

[nagaichi]

モンゴルは実は弱かったというのは、杉山氏が著作で繰り返し述べてるとこだな。なお杉山氏が漢語由来の「ジンギスカン」呼称を使うことはないと思う。ウルスと並んで氏のこだわりのあるところだから。

[tikani_nemuru_M]

うさぎを神輿に担いだだけのバラバラの獅子の群れより、獅子に統率されたうさぎの群れのほうが強い、というやつだな。まあ、それがヒトという生き物の強みだろうからねえ・・・

[osaan]

弱兵の尾張を最強にしたのは信長の厳しい規律、という司馬史観を思い出す。

[REV]

「中央」と「周縁」の話。命の値段が安い「周縁」は優秀な指導者の元で結集できれば莫大な戦力になるし、命の価値が高い「中央」は有力者に従うことをﾖｼ!とせず分集化し各個撃破されがち。2022年のUKRでも…