ワクチン3回目の前倒し 国の調整難航 自治体の準備は綱渡り | 毎日新聞

3回目のコロナワクチン接種を受ける特別養護老人ホームの入所者。接種を受けた人からは、安堵（あんど）する声が聞かれたという。東京都江東区は12月中に5施設の入所者約300人に接種する予定＝同区で2021年12月20日午後4時38分、柳澤一男撮影 政府は、高齢者や医療従事者らへの新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について「2回目から8カ月後」とした当初方針から最大2カ月の前倒しを決めた。だが、首相官邸と厚生労働省の調整が難航し、方針決定が遅れたため、自治体の接種準備は綱渡りになる。国が計画通りにワクチンを配送できるかも課題だ。 前倒し対象は「安全ライン」 「自治体の体制の整備が非常に重要だ。そうした問題も合わせ、安定的な執行（接種業務）をしなければならない」。後藤茂之厚生労働相は20日の参院予算委員会で、日本維新の会の片山大介氏から「接種前倒しで、自治体の業務が大変になる」と迫られると、自

[taketake89]

“首相官邸と厚生労働省の調整が難航し、方針決定が遅れたため、自治体の接種準備は綱渡りになる。国が計画通りにワクチンを配送できるかも課題だ”