技能実習、本格的見直し 年内にも有識者会議「目的と実態乖離」 | 毎日新聞

技能実習制度の本格的な見直しに意欲を示した古川禎久法相＝東京都内で2022年7月29日午前10時39分、山本将克撮影 古川禎久法相は29日の閣議後記者会見で、外国人が日本で技術を学ぶ技能実習制度について「国際貢献という目的と、人手不足を補う労働力として扱っている実態が乖離（かいり）しているとの指摘がある。理念と実態が整合した制度づくりを目指す」と述べ、本格的な見直しに取り組む考えを示した。政府は年内にも有識者会議を設置し、議論をスタートさせる。 古川法相は2月以降、技能実習と特定技能の両制度の課題を整理するための勉強会を実施。有識者11人にヒアリングし、この日の会見で所感として発表した。

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技能実習生を安く働かせることで、長い間日本人の賃金は安く抑え込まれてきた。人手不足でも給与が上がらなかったのは、彼らを調整弁で使ってきたから。この制度に頼る労働環境おかしい。