コモンエイジ：地方議会に一石 移住した「お姉さん」の挑戦 | 毎日新聞

なり手は「外」にいた――。急激な人口減少や高齢化に悩む町村で域外からの移住者が活躍している。「民主主義の学校」といわれる地方自治。移住者たちの手によってどう姿を変えていくのか。【遠藤修平】 「同性パートナーシップ制度を導入してはどうか。新規就農や地域活性化につながるのでは」。12月中旬、オホーツク海に面する北海道雄武町。茶髪で牛柄のスカーフを身に着けた田中久実町議（34）は議会でこう質問を投げかけた。 X（ツイッター）で実施したアンケートを引用し、町の公式LINE開設などの具体策も提案。「今までのやり方では何も変わらない」。慣例や前例にとらわれない新しい発想で議会に一石を投じている。 田中さんの出身は兵庫県西宮市。雄武町には縁もゆかりもなく、20代の頃は接客業のアルバイトで各地を転々とする「根無し草」の生活だった。2020年7月に同町の酪農アルバイトに応募して合格。長くとどまるつもりはなか

[taketake89]

“なり手は「外」にいた――。急激な人口減少や高齢化に悩む町村で域外からの移住者が活躍している。「民主主義の学校」といわれる地方自治。移住者たちの手によってどう姿を変えていくのか”