残酷な過去がときに「笑い」を誘うこと。｜渡辺豪

ツイート中にある『吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日』は、大正時代に吉原遊廓で遊女として勤めた人物・森光子による手記で、遊女本人の著述や本人への聞き取りといった記録はあまり残されていない中、遊女本人のまなざしを窺い知ることができる貴重な作品の一つ。 森光子 『吉原花魁日記』 「もう泣くまい。悲しむまい。復讐の第一歩として、人知れず日記を書こう。それは今の慰めの唯一であると共に、又彼等への復讐の宣 kastoripub.stores.jp

[donovantree]

「ソ連兵好き」自分達が差し出した女性は好きで行ったのだからという酷い自己保身。性被害にあうのは女性にも問題があるとして男性を擁護免責しようとする今でも続くセカンドレイプに繋がる心理。

[unakowa]

吉原で焼け死んだ女郎たちもつらい話だが、個人的にはソ連兵を性接待させられた女性たちが本当につらい。仮にその接待が多くの日本人を守るために必要だったなら彼女たちは英雄ではないのか。

[kamezo]

「笑い」には防衛反応を含めて、もっと重層的な意味があるとは思いつつも、筆者の問題意識もわかる。

[hate_flag]

一方、ソ連軍は国内の村から戦争遂行のために軍に女性を徴用したが彼女らは戦後「お前は何年も男たちの中にいたのだから淫売だ。村から出て行ってくれ」とつまはじきに遭っていたりする。戦争は女の顔をしていない

[HanaGe]

もしよろしければ、新書版『性差の日本史』も('20年歴博での同展図録のコンパクト版)/開拓団の話で感じるのは“帰国後”の体験が本当につらい事。出版に際して旧開拓団側の声名も一応貼っておきます→ https://bit.ly/3PwheEM

[cinefuk]

韓国民主化のあと従軍慰安婦が名乗り出るようになったが、日本人慰安婦は未だに名乗る事すら許されていない。"ソ連兵に性暴力を振るわれて帰国した女性は、地元住民から「傷もの」「汚れた女」「病気持ち」扱いされ"

[haniwa75]

罪悪感を侮蔑や憎しみに転化して自分の心を守っているのだろうか。ただひたすらに痛ましい。

[nandenandechan]

｢既婚者は既に所有者が居る｣という考え方。未婚でも既婚でも、女はモノだったのか。現代の感覚で正視したら、1人の人間であると認めなければならなくなる。いつまでも｢当時は仕方なかったのだ｣と言い続けるしか

[uniR]

笑わずには語り得ない第三者のようなものもあるんだろうな。防御というか。

[tribird]

なぜニヤついてしまうのか、ちょっと想像付かない。どのような感情なのかその方に直接聞いてみたいと思った。批判したいとかではなく。あと、例えば戦争で男性が死んだことでニヤついてしまう女性はいるんかな。

[haruhiwai18]

"当時は仕方がなかった」とするならば、既婚未婚は関係なく、妊娠適齢女性は区別なく被害から免れぬはずである。加えて、要求と提供がどちらが先であれ、交渉したのはソ連兵と開拓団幹部すなわち男性同士"　→ブクマ

[yamamototarou46542]

笑いは被害者がするときには怒りや悲しみのサイン、自己防衛のサインでもあるだろうな

[nomans]

うわぁ… ブコメ「嘲笑じゃなかったかも」って免罪符探し？女性の堕胎や人身売買被害にどんな形でも「笑い」を添える奴は単なる性暴力に寄り添えないクズ。好意的な解釈とか無理。

[kensetu]

日本だけかもしんないけど「受けた痴漢被害を友人にグチる女性はなぜか半笑いでまるで笑い話にしようとしてるみたいな態度をする現象」があるのでなんとも

[bluehand]

変な話、この文の作者は何かをはぐらかしている。その笑いがどこからくるのか、その暴力はどこからきてどのような所産をもたらしたのか、少なくともその仮説は持っているはずだ。恐らくそこに笑いの源泉がある。

[Gl17]

非難するなという※は、別段咎めていない堕胎逸話の件と、後段ソ連性被害者への日本側蔑視とを混同し「決めつけるな」と決めつけているのでは。悲惨や不当な抑圧に対する正常性バイアスからの加害性…として実例か。

[keren71]

ソ連軍の件は隠し通してる人も多そうなので、全容実態が詳らかにはなってなさそう。

[hagakuress]

「むしろ非難する側に一方的な優越意識がみられることもある。」

[quick_past]

好意的に解釈して、ときに人はあまりにも辛いときには笑ってしまう。という事があったとしても、ひょっとしたら過去への自嘲だったとしても、場面にそぐわない

[Aion_0913]

男性の中には何が原因かわからないけど本当に他人を愛せず、支配して殺すことしか頭にない個体が結構いるのかもしれない。毒母と相似で同じ何かなんだろうと思うけど。そういう人を上に立ててはいけない。

[welchman]

テレビに映る従軍慰安婦の話題に「いい思いもしたのに」と言った人がいて、ただ困った事があった。どうすれば良かったのか、まだ分からない。

[progrhyme]

被害者や当事者が無自覚な加害者になること。人の多面性か、残酷さの現れか。あはれ

[kj-54]

“犠牲を強いて生き延びた側が…むしろ「ソ連兵好き」「傷もの」などと加害的な立場をとり続けたこ…““「当時は仕方がなかった」と、内省や変化を拒否し続ける限り、「傷ついても良い誰か」を永久に傷つけ続ける“

[Domino-R]

人がどんな時に笑うのか、そも笑いとは何なのかは未だよくわかっていない。ここでわかったような事を言ってる連中より、わからないという筆者の方がはるかに誠実で真剣で人間を深く考えようとしている。

[imakita_corp]

この笑いはこちら側の常識や規範などを超えすぎて滑稽にすら感じることからの笑いじゃない？それ程昔の堕胎はえげつない。性が絡むのでややこしいが例えば戦国武将の残忍な行為が残忍すぎ故に笑えてしまうようなやつ

[hatsan8]

文中で挙げられてる2例とも、真面目に話してた人が、話題が「堕胎」「慰安所」に及んだ途端にニヤつき出した、というエピソード。「悲しい体験を笑い飛ばす強さ」的な話じゃないので要確認

[rci]

男性にとって、こういう実話を聴くのと、レイプ物のフィクションを見聞きするのと、どのくらい違いがあるんだろう。この話の中に出てくる人も、実際の性被害の話をお楽しみネタとしても聴けちゃうから笑うわけだよね

[atoshimatsu]

ここに上げられる「笑った人」の中には自己嫌悪を隠すために笑った人もいるだろうし、ただ単に性のことだからと下卑た笑いを浮かべた人もいるだろう。なので、全体をひとからげにして語るのは危険だと思う。

[rocoroco3310]

“性暴力に遭った開拓団女性に想いを馳せ、我が事として考えようと努める（叶わなくてもやり続ける）のと同じように、私は『吉原花魁日記』を楽しむ男性読者、堕胎を笑う当事者男性…彼らも我が事としたい。”

[u-li]

“自分が選ばれる側には立たないとの前提のもと、「傷ついても良い誰か」を選び出した人や社会が「当時は仕方がなかった」と、内省や変化を拒否し続ける限り、「傷ついても良い誰か」を永久に傷つけ続ける”

[niwaradi]

最後までよく読むべし。著者は自身を反省こそすれ誰も批難していない。笑うなと言うのは簡単だが、そんな正義もまた他人事。

[kiku-chan]

生理用品をエロいものとして消費する感性の延長上にある気もする。生身を持つ人間への想像力があっさりキャンセルされる。まあ、マジョリティの幼稚な特権だよな。

[cyber_bob]

言いたいことはわかるけどちとナイーブすぎるかな。それをネタにして稼ぎにしてることにどう言い訳してるのか。

[yetch]

そうやって話す以外には出てこない闇の部分なのかも。フィクションで酔っ払いが軽率に秘密を話すのは、お約束なだけでは無いのかも

[oktnzm]

今回の地震で家族亡くした方がインタビュー中に元日は卑怯ですよって言って力なく笑ったのを覚えている。笑いが常に切断処理を伴うものとは思わない。内心の問題だから安易に決めつけるのも危ういと思う。

[otihateten3510]

恐怖や絶望は距離を置くとエンタメになるんだよ。自分らだって無意識にやってるだろう？サバンナのトムソンガゼルすらやってること。

[tekitou-manga]

"(安全な立場から)「傷ついても良い誰か」を選び出した人や社会が「当時は仕方がなかった」と、内省や変化を拒否し続ける限り、「傷ついても良い誰か」を永久に傷つけ続ける" 知る事と自省する事の大切さ

[planet_dance]

う〜ん、その取材対象者の「笑い」は事態を軽く見たり相手の痛みに思い至らないような物とはまた違うと思うけどな。不謹慎狩り感がある。その意味で「ソ連兵好き」と囃し立てたエピソードとは全然違う気がするが。

[yogasa]

取材に応じてもらっておいてこの言い草…… ジャーナリストだなあ