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『夫のちんぽが入らない』のエッセイスト・こだまの「特殊能力」とは?
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『夫のちんぽが入らない』のエッセイスト・こだまの「特殊能力」とは?
「向いているかは、まだわからない。でも意外とやれている」 喫茶店でホール担当のバイトを始めて二ヶ月... 「向いているかは、まだわからない。でも意外とやれている」 喫茶店でホール担当のバイトを始めて二ヶ月経った頃、エッセイの締めに書いた文章である。 初夏から晩秋までの契約だった。覚えることがたくさんある。同じ失敗を繰り返して叱られている。だけど、最終日にはこの店の一員として認められるような動きを身に付けていたい。この調子で覚えていけば、きっとできる。そんな夢を見ていたのである。 目を覚ませ。店の裏山の清流で顔を洗え。何が「意外とやれている」のか。信じられないことに、私は二ヶ月目の情けない働きぶりをキープしたまま最終日まで走り続けたのであります。伸びしろがありませんでした。 叱られても一向に変わらないほうがむしろ難しいだろ。 まあ、まだ教えたばかりだしな。これから慣れていくよな。皿を割るのも今だけだろう。店主もはじめは内心そう思っていたはずだ。しかし、私はいつまで経っても皿を割り、注文を聞き間違