「あなたの思うように俺が感じなくても、そのことを責めないでくれ」

10連休のリレーエッセイ企画「忘れ得ぬあの人の言葉」。かつて好きだった人から受け取った、忘れられない言葉の想い出を振り返ります。今宵は、会社員兼ブロガーのはせ おやさいさんが、離婚へと進む道の途中で言われた忘れられないひとことを綴ります。 ■「お嫁さん」にただ憧れていた ありふれた話であるが、わたしは一度離婚を経験している。 相手は９歳年上の作曲家で、優しく繊細な人だった。結婚を決めた理由はたくさんあったが、離婚を決める理由もたくさんあった。それはもう大きなものから小さなものまで。数々の理由を総合すると、「わたしが幼かったから」と言い換えられるかもしれない。 30歳を過ぎてからの初婚なので、「幼い」という年齢でもなかったのだが、他にうまい言いようがない。結婚という言葉にただ憧れ、「お嫁さん」に夢を見ていた自分に、気が付けなかった。 いや、もしかしたら自分でも、自分の「お嫁さん」願望に薄々気

[minemuracoffee]

“わたしが「相手への愛だ」と思ってしていた行動は、『相手のため』ではなく、『自分のため』だったのだ”

[neofreudian]

冷徹に書かれてはいるが壮絶な自他分離の物語だ。めちゃくちゃ好みだが…読んでて自分が恥ずかしくていたたまれなくなった。

[kei_1010]

“ つまり、わたしの行動は「『自分が』相手から愛されているか」の「確認」が目的であり、相手のためを思っての行動ではなかった、ということになる “ これに気が付いても巻き返せないものなんだな。

[Dusty]

自分を含めたすべての人間は、独立した一個の（そしておそらく未成熟の）人格であり、そこを尊重できないと自分も尊重してもらえないんだろうね

[zuiji_zuisho]

少なからぬ人の心を抉るどころか丸ごとくり抜いてしまうだろうありきたりで深刻な内容だった。とても良かった。

[dubstronica]

重ねた傷が年輪になるのだな。