『ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語』の感想というか - シロクマの屑籠

ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語 (コルク) 作者:品田遊コルクAmazon 週末、縁があって『ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語』を読んで楽しかったので感想文を書き残すことにした。 はじめはそれほど興味を感じなかった。この本は、人類を即座に滅亡させられる魔王によって10人の人間が集められ、反出生主義を主張するブラックと、それ以外のレッド・ブルー・イエロー・オレンジ・ゴールド・シルバー・パープル・グレー等々が議論する形式で進んでいく。議論といっても、はじめはブラックが反出生主義について語り、他のメンバーがそれに違和感や反論を述べ、道徳的見地からブラックがそれに反論する、そんな感じが続く。 この前半のブラック無双なやりとりは反出生主義のやさしいイントロダクションになっていて、反出生主義がどんな考え方なのかを掴むには向いている。たとえば反出生主義と、ただ「生きていくのが辛

[p_shirokuma]

反出生主義のやさしい本である以上に、その周辺も含めて考えていく手続きを低い敷居で読ませてくれる本だと感じました。いい本です。

[neet_modi_ki]

品田遊、ダ・ヴィンチ・恐山氏か。 / 小野ほりでい氏もそうだけど一部のオモコロ系ライターは哲学方向に傾倒していくな、つきつめていくとみたいなことなんだろうか

[mozukuyummy]

シロクマ氏が信奉しているのは、仏教じゃなくて貴族制・身分制肯定のバラモン教だと思うんだけど。

[bystander07]

お読みいただきありがとうございます。光栄です。

[circled]

仏教の問題点は、科学的に証明された観察結果というわけではなく、単に大昔の人間がただそう言ってるだけっていう点にあるかと。輪廻転生が正しいという前提も必要だし、それを科学的に確かめたわけでもない。

[kirakiranamevictim]

熊代亨大先生、適応至上主義は社会ダーウィニズムと優生主義のお手軽版でしかないという事にいい加減気づいてください。適応至上主義を喧伝なさる大先生がそういう事をお書きになるのははっきり言って白々しいです。

[turanukimaru]

反出生主義者は「一分の苦痛もなく完全に正しい生」を求めているのだが、完全に正しいのは主だけなので完全に正しい世界は主しか存在を許されない世界。だから寛容であれと主は言われたのだが反出生主義者には…

[crowserpent]

シロクマ先生の仏教への傾倒ぶりが良い方向に作用している感じのレビューだった。

[vndn]

肉食は善悪どちらかと問われたらまあ悪だろうし善ではなかろうと思う。それはそれとして私は肉を食べる。別に善人ではないしなあ。

[ushidayo3]

私、子供の頃、反出生主義だったようだ、今は孫が可愛いいただのおばあちゃん👵この本、読んでみます😊

[nagaichi]

非自発的童貞としては貴族どものお戯れにしか聞こえないので、一切衆生は輪廻を続け、全員苦しんで死ねばいいのだという立場（大真顔）。

[nuryouguda]

僕は「人間は10億人以下で足りてるから要らない。個人の感情は無視」という工業主義かな

[sds-page]

「この世界自体が間違ってる」まで行くとグノーシス主義的だ

[toaruR]

へぇ品田遊なら買わざるをえない＼(^o^)／

[kutsushita1000]

反出生主義を実践するのは所詮数多いる人間のごく一部であり、娑婆世界や社会に打撃を及ぼす大集団にはなり得ないだろう。あと西洋哲学に関する部分はまあ、キリスト教が異教にしてきたことの再現という感じか。

[kei_mi]

作者名なんとなく聞いたことがあるなと思ってamazonの著者ページ見たら吹いた。　買わせていただきます。

[kou-qana]

面白そう。私の狭い観測範囲でわかりやすかった反出生主義は「出生は契約のない不当な押し付け」で、なら契約行為可能な標準的人間だけの話で動物や細菌は？と思ったが、"宇宙滅べ"もちゃんとある…？創作上だけ？

[outalaw]

ポチりました。読む時間を作り出さないと……。

[cliphit]

そうだね、西洋的押しつけがましい自分も許してみよだね。素敵なキャラだしいい出会いが待っているはずだから。いやそういう話じゃなか。やっぱり西洋的キャラだけの学級会も見ていたいよね(ﾁｶﾞｳ

[kenzy_n]

さよなら人類

[tasknow]

面白そう。出生（出産）は一人では不可能でパワーバランスや同意の問題もあるけど、その辺何言ってるか気になる。

[fantasypool]

おもしろそうだな。さすがのレビューだ。

[nitino]

これは面白そう