『水星の魔女』雑感 - shinichiroinaba's blog

もちろん『水星の魔女』は意匠としての百合を利用しただけであってクィアにコミットしようとしたわけではない。また百合も主題というよりは本来の主題の副産物として導き出されたものではなかろうか。本来の主題が何かといえば、訴求力の強いテレビシリーズとしては初の女性主人公のガンダム、というところである。ただそこで、それでは主人公の傍らに配するパートナーをどうしようか、という問題が浮上した。そこでパートナーを男性にしてしまう、という選択肢ももちろんありえたのだが、女性にしてしまった。その結果が百合というフォーマットの採用である。そのように考えるならば、女性を主人公、エースパイロットにするという点では性別役割批判として革新的だが、サポート、バックアップ担当のパートナーもまた女性にしてしまったという点では、むしろ不十分だった。こういう意地悪な見立てもできる。海外クィア勢からの率直な支持に比較したとき、国内ク

[dmekaricomposite]

水星の魔女の百合は主題ではなく意匠との指摘。んー結局山田南平さんが正しかったのではhttps://nanpei.exblog.jp/241866586/軸足が定まってないのかな。それとも強硬な反同性婚派がいる？ファーストの「ずらし」もっと詳しく。

[muryan_tap3]

女性を主人公に据えたので今までの反転として恋愛など感情的な描写を男性に多く割り振ってみたというつもりなのかもなとふと思った。でも正直女性を主人公にはしたものの男性の望む(想像可能な)範囲でなら許す感じが

[inazuma2073]

毒親アニメではあったかもしれない（いろんな親出てくるし）

[t-kawase]

稲葉先生、この作品もしっかり見ていたのか。それだけでも尊敬する（僕は未見）。

[nanako-robi]

親の影響はある種の呪いで、反発も含めその影響下から抜け出し自立する子供たちの話だと思ってた。恋愛エピソードはいろどりくらいにしか見てなかったなあ。

[hiro_curry]

第1話の、家父長制の権化だったグエルをコテンパンにして百合婚約で終わる構成は象徴的だった。

[srpglove]

「水星の魔女』は意匠としての百合を利用しただけであってクィアにコミットしようとしたわけではない。また百合も主題というよりは本来の主題の副産物として導き出されたものではなかろうか」自分の認識もこれに近い

[soramimi_cake]

"家父長を子が打倒するだけならまた同じことを繰り返す…主人公達はそこを何としても避けようとしている…クィアでもフェミニズムでもそれらに敵対的でもない…ただ家父長制批判としては非常にデリケートだがいい線"

[zatpek]

現状維持的(というより反動)な政治に忖度しながら、少なくともそう受け取られかねないことを釈明せずに家父長制批判、意味わかんねえっす。