若手の研究者に気を付けて欲しいのは、大家の先生が書く「冥途の土産本」なぜか晩年急に変なことを言い出したりトンデモ本を出す例がけっこうあるという話

坂本慎一 @SakamotoIchi 老婆心ながら若手の研究者に言っておきたいことをもう一つ。独学やそれに近い人に、特に気を付けて欲しいと思うのは、大家の先生が書く「晩節の奇矯本」とか「冥土の土産本」とか言われる書籍（あるいは学説）です。それまで真っ当に研究してきて、めでたく大家と呼ばれるようになった学者なのに、なぜか晩年になって急に変なことを言い出したり、妙な本を出す人がいます。しかもタチの悪いことに、一応は学術書の体裁だったりするのです。 大家の本なので、Amazonのレビューを見ると★５が複数ついていたりする。その直弟子の大学教授が、ご丁寧に自身のHPでその本を激賞したりする。でも、なぜ素晴らしいのか、誰も説明できていない、ただのトンデモ本なのです。 なぜ晩年になって急にトンデモ論を言い出すのか理由は分かりませんが、大家と呼ばれて誰にも注意されなくなると、小さな独裁者になって晩節を汚

[IthacaChasma]

長年に渡って専門としていたところ「ではない」分野で何か主張をし始める場合、相当な確率でヤバいことになっている印象はある。

[grisella]

中谷宇吉郎の「長岡と寺田」って随筆思い出した。長岡半太郎のトンデモ研究を許せなかった寺田寅彦の話。他の研究者は黙ってるんだよね。昔からそういうもんなのかな。「https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/57288_58907.html

[goldhead]

学術論文だったらその道の若手研究者が気をつければいいだけの話だろうが、一般人が手に取る本だと、素人は判断するの難しいこともある。学者の人は大家相手だろうと「トンデモ本です」って発信してほしい。

[tsubo1]

そのような事態が存在するのは、「中堅以上の研究者」が適切な批判をしてないことが原因なので、「若手は知っとけよ」みたいに人ごととして高みからツイートだけするのは狡いというか何というかと思いますがね。

[osaan]

晩年、反ユダヤ主義に堕ちた学者のなんと多いことか。/有名なのはフレーゲとか。

[houyhnhm]

今中忠行先生の事でしょうか。退官したなーと思ってたら、ドリーム燃料引っ提げてトンデモ界で復活みたいな事しててちょっとびっくりした。

[nakex1]

たまたま1冊だけ読んだ素人が有名な先生の言うことだからと信じるのはまだしも，研究者がその説の異質さに気付けないのはどうなのよ？

[Outfielder]

みんな勇気を出してもうちょっと具体例を https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000149619 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-06-27/2019062701_07_1.html

[bqob9po124]

ことわざにも「灯滅せんとして光を増す」というものがありますが、夜空を彩る美しい星々もその質量が大きいほど超新星爆発を起こしてブラックホールになるかのようですわ（はての風コメントにトライして失敗した図）

[Lat]

名誉教授って名誉だけで給与無しだから当たり前のことを言っても相手にされないし、本は売れないからやってしまうのでは無いかなと邪推している。

[rohizuya]

大家の先生の迷走はマンガ家や小説家だけではなかった。

[nuara]

本当はこのテーマで研究したかったけど業績にならないから、と諦めてたんやろね。やりたいテーマを諦めずに、きちんとした業績になるまで、努力しておくべきやったんやろな。

[Domino-R]

まあ研究への情熱の根本が非合理的なものだというのはある意味当然。特に未知の分野に分け入っていこうなんて連中の動機が例えば神の実在の証明だなんて多分ありふれてる。それを後続に託すつもりなんだろうw

[TakamoriTarou]

田舎暮らし本を検索したら、同姓同名で音響解析の大家の人いるんだなぁ、と発券して買ったら本人だったことなら

[kaloranka]

若いときに固い仕事を続けていたのに、引退してから突拍子もない話をし出すこと自体は晩年もう自由にやりたいことやっている感じで悪くないと個人的には思う。その言動で他者を攻撃したり変な商売と結びつくとかは別

[fraction]

第一、第二法則に直で反する主張とからともかく、好意的に解釈すれば定説（本人の意気はともかく）を主張してるのに過ぎない主張をマジキチ扱いする生物学的年齢が低いだけの解像度ガバガバの低能にも腹たつんだわ

[enemyoffreedom]

害よねぇ

[steel_eel]

亡くなる結構直前に「リーマン予想が解けた」みたいな論文を出してた数学者の先生がいたよな……。トンデモなのかトンデモってほどでもないものだったのか俺には判断できんが。

[hayashikousun]

権威による説得。トンデモ本を出している出版社は諫めたりしないんだろうか？もし大家の先生がそのトンデモで論文を出しているなら、若手の研究者も同じ学術誌に投稿すれば査読が通るのでは？

[addwisteria]

退官前に革新的な新説や心の中でちょっと考えていた異説を出したかったのかなと思う。一時代の大家であれ学問史のスケールで名が残ることは稀で、それが分かるからこそ欲が出てしまうのかなと。

[augsUK]

老化で新たな概念を受け入れにくくなる上に怒りっぽくもなり、周囲からまともな人や弟子が離れてますます悪化するあたりで定年を迎えていよいよ深刻化。

[togetter]

だけど必ずしもそうじゃないってことも頭に入れておきたいね。

[takamurasachi]

量子力学関係に多いよ

[ko_kanagawa]

自信そのものは加齢を経てもさほど衰えないが、その自信がなにで裏打ちされどうやって縁取られていたのかとかいう部分が衰えていくのかな、などとおもった

[buhoho]

ついに名前が付きましたか

[acridian]

いくつか思い当たる、けど研究者というくらいなら本読んでて当然そういう現象は知ってそうに思う

[agrisearch]

農学者は、独自の農法とか健康法とか言いたくなったら『現代農業』が待っている。

[sds-page]

霊界通信機～　https://www.bandai-museum.jp/cms/pickup/edison/20160525.html

[tanakamak]

定年前裁判官の違憲判決の如し。