女性とSF〈前篇〉 連載「いつでもSF入門」vol.4 - TOKION

連載「いつでもSF入門」 投稿日 2021-12-24 Author 橋本輝幸 LIFESTYLE 育てる SF研究家・アンソロジストの橋本輝幸による本連載。今回のテーマは「女性とSF」。女性のSF作家の作品はなぜ書評が出にくく、必読リストにも載らないのか。ジェンダーバランスに関する調査結果をもとに、その背景にある文化と構造に迫ります。 vol.0 SFに何ができるか？ vol.1 まとうSF——化粧・ファッション・変身 vol.2 サイバーパンクとは何か？ vol.3 さよならアフロフューチャリズム SF作家の名前を挙げるように言われて、皆さんがとっさに並べる作家は誰だろうか。その人は女性だっただろうか？ リクエストをもらって挑戦する本テーマで、私はSF作家の性比（ジェンダーバランス）にまつわる話題を収集し、埋もれた作品を発掘し、改善のヒントを探りたい。 最初の女性SF作家 SF研究者の

[nagaichi]

この手の話では定番のティプトリーJr.に言及されてないな。

[atsushifx]

ビショルドやマキャフリーくらいしか読んでないけど、女性作家だから読まないというのはもったいないと思う。

[cinefuk]

反フェミと陰謀論の親和性「こちらの主導者はその後、共和党支持者としてネットでデマや陰謀論を拡散するようになった。つまりは米国内の政治思想的分断がSFとファンタジーのコミュニティ内で顕在化したわけである」

[zu2]

"文学賞や書評における選出の過程で、女性の作品や女性的な作品はなんとなく、悪気もなしにしりぞけられてきた。そして受賞歴や高評を得られなかった作家は再発見・再評価の機会も得にくくなる”

[about42]

近年だと一定、賞などのふるいを経た翻訳では女性作家多いと思ったけど、アンソロでの登場は少ないかも…？国内には触れないのか…後編かな

[quick_past]

芸術表現全般の問題にも思える。とかく女性の作品や作家は、女性だからというだけで弾かれがち

[KoshianX]

このへんで日本の話がほぼでないのがいろいろとなあ。70年代って言ったら女性作家たちが少女漫画誌で少女たちに向けて良質なSFコミックを量産して男性のSFファンまで巻き込む時代だったのに。

[ROYGB]

「近ごろの優れた作家はみな女性だ」で例外としてティプトリーがあげられてたけど、ティプトリーも女性だった。ミステリーだとクリスティやセイヤーズという大家がいるけど、ＳＦだとそこまで超有名な人はいないか。

[nanashino]

"社会や文芸のなかでどのように女性が見られてきたかといえば、「女神」などと形容され、対等な人間ではなく、男性の精神や肉体を養う夢のような存在"

[gryphon]

イビチャ・オシムの逸話（ウィキペより）『…ユーゴスラビア代表監督時代…民族的な配慮を排除した上で、「必要ならば11人全員をコソボのアルバニア人で揃える」と言って憚らなかった…』

[tegi]

"面白いSFを書く人の新規参入を邪魔してほしくないし、未知のSFがどこかでせき止められていては困る"

[shigatu_baka]

“英米の新刊SFとファンタジーの著者の性比は男性：女性＝55：43で大差がない。しかし書評された著者の女性比が40%を超える雑誌は存在しなかった。一番低い雑誌では約13%だ。”

[egamiday2009]

“単一性の危うさには充分に配慮してしかるべきだと考える。これはジェンダーだけの問題ではない。自分が認知できていない死角の存在を肝に銘じたい。人間は自分が損をしないときは鈍感になる。”

[shoot_c_na]

SFに限らないんだけど、文章を脳内で映像化できないと読みづらい。筆者が例えや比喩や修飾で飾ったディテールが読者に伝わらなきゃ、評価されない。男性作家もそれで売れないのはいるのに、性差別にはき違えてない？

[mimizawa]

少年ジャンプは主に男子が読み、ちゃおは主に女子が読むのと同じ。女性著者が男性読者におもねる必要ももちろんない。むしろ女性書評家がもっと女性によるSFを取り上げるとよいのではないでしょうか。

[interferobserver]

女性SF作家といえばジェイムズ・ティプトリーJrかなあ。ナオミ・オルダーマンの『パワー』が性差別をテーマにしたSFで印象的だった。

[movesinthefield]

“米国内の政治思想的分断がSFとファンタジーのコミュニティ内で顕在化した”