円は142円前半、中国コロナ感染拡大でリスク回避のドル買い進行

東京外国為替市場では円が１ドル＝141円台後半に反発した。中国の新型コロナウイルス感染拡大を巡る懸念や米金融当局者の利上げ継続発言を背景としたドル買いが一服。時間外取引での米金利低下や実需の買いが支えとなり、日本の祝日を前に円は約１週間ぶり安値付近からやや値を戻した。 円は対ドルで午後３時36分現在、前日比0.2％高の141円93銭。142円24銭と海外時間に付けた11日以来の安値（142円25銭）付近まで下げた後、一時141円64銭まで上昇ブルームバーグ・ドルスポット指数は0.1％安。21日は0.7％上昇 ソニーフィナンシャルグループの石川久美子シニアアナリストは、「米消費者物価指数（ＣＰＩ）を受けた米利上げペース鈍化観測が行き過ぎていたのが、このところの米金融当局のタカ派発言でだいぶ修正されてきた。ドル・円は11日の戻り高値（円安値）142円48銭ぐらいまで戻す可能性もあるが、米感謝祭