アガサ・クリスティーの探偵小説を改訂、不快な可能性のある表現削除

アガサ・クリスティーの小説が改訂され、現代の読者にとって不快と思われる表現などが削除された/Hulton Archive/Getty Images 「犯罪小説の女王」ことアガサ・クリスティーの小説が改訂され、人種差別的な言及や、現代の読者にとって不快と思われる表現が削除されたことが分かった。こうした改訂が行われる最新の古典作品になる。 英紙テレグラフによると、出版社のハーパー・コリンズはエルキュール・ポアロやミス・マープルが登場する一部の探偵ミステリーの新たなデジタル版で、一部の文章を編集したり完全に削除したりする対応を取った。 対象となる書籍は１９２０年から７６年（クリスティーの没年）にかけて出版されたもので、語り手の内的独白に変更が加えられているケースもある。例えば、デビュー作「スタイルズ荘の怪事件」でポアロが他の登場人物を「もちろんユダヤ人だ」と形容するくだりは、新版では削除されてい

[kenjou]

勝手に作品の文章を変えるのはダメでしょ。当時はこう考える人が多かったのか、という資料として残しておくべき。古典にはそういう役割がある。

[ackey1973]

子供向けのリライトとか古典の現代語訳があるように、“そういう版”があってもいいのだろうが、ちゃんと“そういう版”であることを明記して、原典版も守って欲しい。

[Panthera_uncia]

ディストピアものでよくある、紙の初版本が高値で取り引きされる世の中きたよ

[slkby]

「正しさ」が変わるたびに歴史を書き換えるのやめなよ。時代の変化に耐えられなかった作品は役目を終えてひっそりと消えていく、書き換えるよりかはそっちの方がいいでしょう。読むか読まないかは個人が決めるべき。

[mazmot]

オリジナル版がどこかで読める状態で普及版を改訂するのはあってもいいと思う。だって、翻訳なんて、原文読むまでは著者のほんとうの表現わかんないんだし、それでも価値あるものとして扱われてるんだもんな。

[kanflu]

こんなことをする出版社（HarperCollins）は信用されなくなる。不適切と判断するなら明示的に編注をつければいいのに。差別は隠蔽することで解消されるわけではないし、オリジナルは棄損されるし。

[ffggmm]

「すべての本は道徳的に正しく、偏見のないものであるべき」という価値観は、端的に言ってクソだと思う。どれだけ間違った思想でも理解する姿勢は必要だし、どんな思想でも共感と妄信だけの無批判はしちゃいけない。

[kirin_tokyo]

ドリトル先生とかどーなっているのかな。私が子供の時には、「現代の価値観では不適切だが、原作を尊重してそのままにしてある」みたいな注釈が付いていた。新訳ではきっと人知れず変わっているのだろう。

[kuzudokuzu]

まあ改訂なしで読みたいなら、英語版青空文庫のProject Gutenbergにアガサ作品一部の英文がある（https://www.gutenberg.org/ebooks/author/451）のでソレ読みゃいいかもね。それすら改訂されるなら大問題ではある。

[Outfielder]

まあ、そもそも「そして誰もいなくなった(And Then There Were None)」も元々は「Ten Little Niggers」だったんだし・・・

[HanaGe]

批判は尤もだけど、『鏡は横にひび割れて』で“感じの良いメイド”について→孤児院出身、頭が単純、低脳に近い人もいて、多くがアデノイド、計算は全然だめ、近頃の奇妙な教育を受けた女は…が続くとさすがにキツい

[inurota]

これはもはや人類の知への冒涜であり侮辱でしょ。

[otihateten3510]

ついにここまできたかあ

[confi]

これさー権威的国家で写真がトリミングされたり誰も特定の人物に触れなくなるのとどう違うの。西側がやってる場合の道徳性についてスルーしてるだけ権威的国家のほうがフェアじゃないの。

[k-takahashi]

“アガサ・クリスティーの小説が改訂され、人種差別的な言及や、現代の読者にとって不快と思われる表現が削除された”　注を付けるならともかく、改竄しちゃうのか

[lcwin]

ある種の歴史修正主義っぽくあるのだけど、ちゃんと時代毎に残る史料になりうるのかな？

[colonoe]

「昔は差別的な表現が使われていた」ということを隠そうとしているように感じる。一種の歴史修正では？

[aceraceae]

"出版社のパフィンは修正版とクラシック版の２種類を発売する方針"←こっちはまだいいけどそうじゃない出版社はどうかと思う。

[Domino-R]

これは実際に差別的だった人物をそうでないかのように偽るものだ。/「現代語訳」みたいのはあっていいと思うが、そこに差別のニュアンスがあるなら（言葉自体を穏当なものに変えても）それは残すべき。

[grankoyan2]

クラシック版残るならいいや。だいばあしてぃだいばあしてぃ／当時のままだと読めない人が増えちゃう（読める人が減る）。興味出たら原典に行くルート確保

[TakamoriTarou]

童話が時代に合わせてマイルドになってるって話みたいに、そのうち「本当は怖いアガサクリスティ」みたいな本になって復活するんじゃね。

[unfiled-jp]

手塚治虫作品の巻末に方針記載する方式で統一で

[nakamura-kenichi]

そして改訂前のにプレミアが付くとｗ。新しい錬金術かなｗ。

[daigo0117]

童話とかも原典読むと現代とは価値観が違うから、キャラの言ってることが意味不明だったりする。現代風にアレンジするのはアリ。ただ原典はちゃんと残してね。

[albertus]

愚かだ

[santec1949]

逆に言えば「時代にあわせた改訂版を出してはならない。権利者の意向は関係なく原文を保持せねばならない」ことこそがディストピアじゃん。

[misarine3]

原典を大事にしない文化もあるんだなーと思っている。私の触れている文化は断りをいれてそのままにしておく文化なので、違和感はとてもある。

[Gim]

オリジナル版が入手できるなら許容。著作人格権が切れているなら、改変もパクりも自由だし。「アイツはキチガイじゃけん」が季違いを意味してたりするから、文学は奥深いもんよ。

[ashitaharebare]

オリジナルと改変版と二種類出すんだからまぁいいのか？

[anguilla]

あんまりいいことだとは想わないけど、オリジナルと改訂の2種類ダズならまあ

[neogratche]

こいつら都合の悪い過去は人の手で改変できるってガチで信じてるからね。1619プロジェクトとかもそういう流れの一つ

[sagoshix]

歴史修正主義そのものに悪化してて笑った。「昔々ユダヤ人と黒人は差別されませんでした」の方が罪深い。差別表現を批判する論拠すら失い自己矛盾している。クソはクソとして提示し続けた手塚治虫文庫版を見習え

[kubodee]

本屋が減り続ける本邦もいつかこういう事が起こるのかも。

[dimitrygorodok]

新しい版しか読めないのなら兎も角、古い方も手に取れるなら読者の選択肢は増えたと言えるのかも。

[aaasukaaa]

その時代の価値観を認めない改訂はただの改ざんのように思えてしまう。誰の声をそんなに怖がっているの？世界的なこの流れやめてほしい。時代背景を慮って読むことも大切では。

[Alceste]

因みに、アガサより古いホームズでは、黒人差別がまだ残る時代にも関わらず「黄色い顔」という黒人差別を乗り越える夫婦の絆の話が描かれている。作家の倫理観の違い(コナンドイルは医者である)も影響してるのかも

[hunglysheep1]

リベラルが進めるポリコレ、政治的な正しさですな。社会はゆっくりだが不可逆的に変わる

[s2kw]

バージョン名は書こうな。ファイルの末尾に日付でもいいから。オリジナルは決して名乗るな。

[d-ff]

当時の階級意識ではそうなんだろうなと思って読み飛ばしていたら伏線だったというケース（読者に向けた心理トリックと呼べるかも）もあるので難しい。改訂はジュブナイル版の位置づけで良いのでは。

[electrolite]

ユダヤ人が犯罪者や嫌な奴の代名詞になってるディケンズやシェイクスピアはどうすんだよ。