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軍都の広島史 カレンダーに 平和教育研究所
広島県内の教職員たちでつくる広島平和教育研究所(広島市東区)は、2021年度版のヒロシマ平和カレ... 広島県内の教職員たちでつくる広島平和教育研究所(広島市東区)は、2021年度版のヒロシマ平和カレンダーを作った。「軍都だった広島」をテーマに、加害の歴史にもスポットを当て、平和の尊さを訴える内容に仕上げた。 日清戦争を機に軍隊を送り出す拠点として発展した宇品港のほか、広島城(中区)にあり原爆投下の第一報を伝えた中国軍管区司令部について、写真や振り仮名付きの説明文で紹介。軍服を供給した「旧陸軍被服支廠(ししょう)」や大久野島(竹原市忠海町)の毒ガス製造工場なども取り上げた。 阿部直文事務局長(57)は「軍都としての広島を学ぶ機会は多くない。歴史を多面的に学ぶために役立ててほしい」と話している。 B4判で2800部を印刷。県内の学校に配り、希望者には1部千円(送料別)で販売する。広島県教育用品☎082(264)1750。 (2020年12月15日朝刊掲載)