第14回 天才魔術師と同じ魔法が使えるようになるために――「当たり前」を超えて | 皓星社（こうせいしゃ） 図書出版とデータベース

小林昌樹（図書館情報学研究者） ■そんなの当たり前 前回、NDLサイトに秘蔵された「調べ方案内」を見つけるには、NDLがHP上に用意した独自分類を下りていって見つけたりせず、単にGoogleから直接「トピック語＋調べ方」で引けばよい、と書いたところ、ネットで、そんなの当たり前とのご指摘をいただいた。おやおや、まさにその通り、でも、そのツッコミは短慮だよ……。 そんなの当たり前、しかし、その当たり前をどこまで意識化し言語化できるかが、本連載のそもそもの意義だったなぁと改めて気づいたことだった。 いままでの連載内容はすべて、ベテラン司書にかかれば、そんなの当たり前。かつて調べ物のベテランたちが当たり前に行っていたことを、大きなことから小さなことまで技法として言語化し、彼らに頼れない／頼らないなかで調べ物をするこれからの人たち――特に司書でない人たち――に公開する、というのが連載の趣旨だった。

[shomotsubugyo]

「皓星社メールマガジン」14号が来た。例のレファレンス・チップス連載は最終回とぞ。なんと、かの読書猿さんの名言が！「魔法をつくる要素の半分くらいは、現象や技に名前を付けることなんです。名前をつけると…」

[egamiday2009]

名付けは大事、議論ができるようになる＞「魔法をつくる要素の半分くらいは、現象や技に名前を付けることなんです。名前をつけると、自在に呼び出せるようになる。」

[yarumato]

“魔法をつくる要素の半分は、現象や技に名前を付けることなんです。名前をつけると、自在に呼び出せるようになる。独学大全はそういう本です。　やることリストが思い出せるように、呪文名を考えなければならない”

[awawawann]

名前をつけること。

[Guro]

最終回。なんか文体というか説明口調が、書物蔵さんにどんどんと寄っていってるように思えてしょうがない。（おつかれさまでした、書籍化期待）