【情報求ム】雨乞銭は存在するのか、どこであれ資料が見つかりそうな場所で - ネットロアをめぐる冒険

少々旧聞ではございますが、以下の話題を覚えておいででしょうか。 変形された五円硬貨が、賽銭の中から見つかりました 硬貨を意図的に傷つけるのは犯罪です pic.twitter.com/oN5Cn7vPW0 — 丹波 高山寺 (@Tanba_Kosanji) 2020年11月19日 この五円硬貨が、実は「雨乞銭」と呼ばれる、雨乞いをする際に使われた技法なのではないか、ということで、驚きの声があがっておりました。 そんな話ではあったのですが、疑り深い私としては、現実にそんな風習があったのか、というところが大変気になったため、そこのところを調べてみました。私なりの結論としては、「古くから硬貨に傷をつける風習はあったが、雨乞いと関係するかは不明」なのですが、資料が乏しく、情報がある方がいれば募集中です。 【目次】 「雨乞銭」は古銭界隈で知られていた 民俗学上の「雨乞銭」 「傘」と雨の関係 史料から考

[hungchang]

面白い。現に出土はされていて、古銭側からは雨乞目的だろうとされてきているが、雨乞い側からは研究されていないということか。

[mats3003]

このリサーチ量で力及ばずって言われると、世界中の解説系ブログの99％は力不足になるんではと言うくらい、濃度の高いリサーチ。

[machida77]

私も調べたけど庄司吉之助『東北諸藩百姓一揆の研究 : 史料』(御茶の水書房, 1969)に登場する雨乞銭も雨乞いの費用徴収と思われる記述で、ああいう加工した硬貨の話ではなかった。

[gabill]

理由が分からないものは全部「儀式に使った」と言っておけば説得力がある。

[qwerty86]

へー。でもこの手の民俗・風習、テクスト化されずに文化継承者も消えてもはや検証不能になった物が多いんではないだろうか。

[atoh]

傘ねぇ、古銭業界的江戸しぐさ？

[kerokimu]

“冒頭のお寺さんのツイートに対して、「寺のくせに雨乞銭も知らないのか」みたいなコメントも見かけましたが、そんなに賢しらに言うほど、真偽のほどは定かではないのではないでしょうか。”

[daij1n]

こんな昔から放射状に傷つけられた古銭が存在するとは思わなかった。

[nagaichi]

真言宗あたりだと「大雲輪請雨経」２巻を誦して龍王を勧請するらしい。雨乞銭はそのマニ車的略式修法なのだ。（テキトーな嘘）

[kaanjun]

単に民俗学側の研究が不足してるということなのでは。先行研究の不足部分を見つけてからが独自研究ですよ。一次資料にあたって論文にしよう。

[agrisearch]

「「放射状に傷つけられた硬貨」は古くから存在するが、それを「雨乞い」と結びつける民俗学的、歴史的事実はない」

[Outfielder]

「お寺さんのツイートに対して、「寺のくせに雨乞銭も知らないのか」みたいなコメントも見かけました」

[sukishirou]

“80)”

[myogab]

合理的な人間の営みからして、ハナから迷信的な理由で行われるとは思い難く、単純に推測すると、偽金判定のため削ったり叩いたりした傷が先にあり、理由が後付けされたんじゃないかな～と見立ててみた。流通調査も？

[sds-page]

お寺さんが知らなくても問題ない程度の知名度であることは確か

[nobinyanmikeko]

雨乞い銭というのは初めて知った。ただ、伊勢物語69段の「狩の使」が正史に記録が無いという問題を詰めて行くと、「雨乞いの使」なら清和朝に伊勢に派遣された記録があり、ちょっと気になった。

[bokmal]

“この「雨傘に見立てる」という習俗は、あまりにもストレートというか、わかりやすすぎるきらいがあります。”

[PROOF]

人はなにかの事象にそれっぽい理由と物語を虚構するからね。自分の戒めとしよう

[lastline]

自分も雨乞銭を調べた限り、ツイートの写真と似ても似つかないので、雨乞銭ではないか、雨乞銭と断定できる代物ではないと思った。

[niseki]

どうなんじゃろう

[peketamin]

違和感て大事だなーー。すげー