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「ルカシェンコ後」のベラルーシを待つ危険過ぎる権力の空白
23日に首都ミンスクの広場に集まった人々。独立から数年間使われた白と赤の旧国旗は反ルカシェンコ政権... 23日に首都ミンスクの広場に集まった人々。独立から数年間使われた白と赤の旧国旗は反ルカシェンコ政権のシンボル Vasily Fedosenko-REUTERS <長期独裁政権の不正選挙にベラルーシ国民の怒りが爆発──退陣は秒読みだが、勢いのあるチハノフスカヤはあくまで「暫定指導者」。権力の空白につけ込む存在とは> あいつは終わりだ! この状態から復活するのは誰であっても不可能だろう──。 暗号化チャットアプリで、そんなメッセージが筆者の元に届くようになったのは、8月9日のベラルーシ大統領選の約1週間後のこと。「あいつ」とは、今回6選を決めたとされるアレクサンドル・ルカシェンコ大統領のことだ。 選挙は、逮捕された反体制活動家の夫の代わりに出馬した英語教師のスベトラーナ・チハノフスカヤ(37)と、ルカシェンコの一騎打ちだった。10日午前に選挙管理当局がルカシェンコの勝利を発表すると、多くの市民
2020/08/26 リンク