小松左京の大ベストセラー『日本沈没』から50年：名作誕生の舞台裏

破壊的な地殻変動によって日本が滅亡していく在り様を描き、空前の大ベストセラーとなった小松左京による『日本沈没』の刊行から今年で50年となる。ことに「第二次関東大震災」の描写は圧巻であり、いま読み返してみてもリアリティを失っていない。当時の担当編集者が、SF小説史上に刻む名作誕生の舞台裏を振り返る。 浜井 武 HAMAI Takeshi 光文社の元常務、編集者。1938年東京都出身。62年早稲田大学第一文学部卒業後、光文社に入社。編集者として、小松左京、森村誠一、赤川次郎、斎藤栄らを担当。光文社文庫編集長、取締役を経て2000年8月に常務取締役。05年8月退任。 最初のタイトルは『日本沈没』ではなかった 「僕が小松さんの担当になったのは、小松さんが『日本沈没』を書き始めて4、5年経った頃でした。企画段階から関わったわけではないので、担当としては3代目、小松さんの『日本アパッチ族』がカッパ・ノ

[astefalcon]

天災によって国が滅ぶ日本沈没が日本SFの代表作。侵略者によって国が滅ぶ三体が中国SFの代表作。国の歴史を表してるようで面白いね。

[medihen]

光文社って、小松左京の第一長編『日本アパッチ族』を出したり、『日本沈没』が大当たりしたのに、小松も含め他に特にめぼしいSF系のヒットが無いのが不思議。祥伝社に移った人達もいるというのが関係するのだろうか

[gomer-pyle]

読んでみようかな

[achikakuonji]

日本以外全部沈没の方が先だと思っていた

[xlc]

当時はやってた「パニックもの」の流れに乗ったんだよね。祖国を失った民族がどう生きるかという第二部の方がテーマとしては重くなるはずだったと思う。

[aya_momo]

この前NHKでもやっていたけど、「復活の日」のほうが先なんだなあ。「日本沈没」は昔読んだけど、あまり覚えていない。でも、「日本漂流」あたりの話は覚えている。

[yarumato]

“『日本沈没』が完成までに9年の歳月を要したのは、地球物理学の竹内をはじめ、専門家の方々に話を聞いて勉強。他にも仕事、特に大阪万博の企画に関わる。70年安保と絡んで労使紛争で作家に原稿催促できなかった”

[fraction]

社会学云々ってはてブでかまびすしいけどいくら監修を受けようと、この科学的には純然たるファンタジーがうけたのはやはり文系の強みなんだろう。（漫画版面白かったがSFとしてはダイソンレベルじゃないと顎外れん）

[preciar]

この内容で、日本人のその後が載ってる「果てしなき流れの果てに」にも、戦争体験がストレートに反映されてるデビュー作「地には平和を」にすら触れないとかひでえな／短編集の「召集令状」読むと良いぞ

[shomotsubugyo]

>当時のカッパ・ノベルスは、初版の刷り部数3万部という決まりがあり、そこから増刷を重ねていく。『日本沈没』は上下で6万部からスタートした。

[hozho]

“会社に、下町のおばさんから電話がかかってきて、『日本沈没はどこへ行ったら買えるのか』と問い合わせがあった。『本屋に行ってください』と答えたというくらいで、日頃、本を買わない人たちが買ってくれた。”