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【風を読む】「壁」は、あった方が良かった 論説委員長・乾正人(2/2ページ)
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【風を読む】「壁」は、あった方が良かった 論説委員長・乾正人(2/2ページ)
経済的絶頂期が、冷戦が終結した平成元(1989)年だったのも偶然ではない。世界第2の経済大国とな... 経済的絶頂期が、冷戦が終結した平成元(1989)年だったのも偶然ではない。世界第2の経済大国となり、株の時価総額で換算した世界トップ50社中、32社を日本企業が占めた。 好事魔多し。最大の宿敵だったソ連が消えてなくなったあと、米国にとって日本は、巨額の貿易赤字を抱える「敵国」となった。日米構造協議で、日本を徹底的にたたき、湾岸戦争で巨額の戦費を出させ、「遅すぎる」と文句を言ったのも冷戦終結後だ。 米国の対日政策が激変したことに、当時の政治家も、経営者も、そして記者も気がつかなかった。「失われた20年」の起点は、冷戦崩壊だったのだ。 ベルリンの壁が取り払われ、その後に現われた「グローバリズム」という怪物は、世界の人々を幸福にするどころか、世界規模の格差社会を呼び寄せ、社会を分断した。 あれから30年。米中新冷戦が本格化し、新たな「壁」ができることは、日本と世界にとってかえっていいのではないか