「共産党員」が異例の意見具申 自民のやり方と一緒…指導部に「入れ替え」要求

集団記者会見を行う「共産党員」ら＝１１日午後、東京都千代田区（春名中撮影）「最高機関」の党大会を１５日に控える共産党に異例の事態が起きた。トップダウン型の民主集中制に反旗を翻すかのように、「現役党員」などと主張する男女７人が集団で記者会見に臨み、指導部への意見具申に踏み切ったのだ。共産は党首公選制導入を求めた党員を相次ぎ除名する一方、政治とカネの問題が改めて浮上した自民党の体質を厳しく追及してきた。自らの「刷新」を求める声にどう応えるのかが注目される。 「果たして民主的な党運営がされているのか、こういう政党が政権をとったときに民主的な政権運営ができるのかという疑問の声があちこちから出ている」 会見に臨んだ男性Ｄ氏は指導部と異なる意見を持つ党員が注意されたり、除名に追い込まれたりするケースがあるとの認識を示した上で、こう述べた。