韓国、天皇陛下は「平和主義継承者」と好感 安倍首相と比べる誤解も

【ソウル＝桜井紀雄】韓国では、天皇陛下が上皇さまの「平和主義」的志向を継承されているとして、好感を持つ見方が少なくない。 保守系最大手紙、朝鮮日報は１日、陛下の即位を伝える記事で「性向は平和主義と護憲という２つのキーワードに要約される」と指摘。戦争の歴史を正しく伝える大切さを指摘したご発言から「父（上皇さま）のような平和主義者の道を歩むという立場を明らかにしたものだ」と解説した。 憲法を守るとのご発言を捉え、「平和憲法の改正を執拗（しつよう）に推進する安倍（晋三首相）とは異なる見解だ」とも主張した。 安倍首相の改憲の動きを批判する左派系紙のハンギョレは「新天皇が父のように安倍首相の暴走を牽制（けんせい）する『見えない防波堤』になるのは難しいという見方が優勢だ」と論じた。韓国では、天皇が政治と一線を画す存在だとは十分理解されず、「安倍首相の右傾化をいさめる平和的君主」という誤解した構図を描い

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"韓国では、天皇が政治と一線を画す存在だとは十分理解されず、「安倍首相の右傾化をいさめる平和的君主」という誤解した構図を描いているようだ。"