第１回 はじめに――「坂本龍一」と私｜「教授」と呼ばれた男――坂本龍一とその時代 ｜佐々木 敦｜webちくま

比類なき輝きを放つ作品群を遺すとともに、「脱原発」など社会運動にも積極的に取り組んだ無二の音楽家、坂本龍一。その多面的な軌跡を「時代精神」とともに描き出す佐々木敦さんの新連載、始まります。 2023年4月2日日曜日の夜9時過ぎ、私は新宿某所で夕食を摂っていた。 ふとスマートフォンに目をやると、契約しているニュース・アプリから通知が届いていた。そこには「坂本龍一の死」が報じられていた。私はスマホから一瞬目を逸らし、小さく深呼吸をしてからもう一度、その画面を凝視した。 見間違いではなかった。坂本龍一が、坂本さんが、逝ってしまった。記事には数日前の3月28日に亡くなったとあった。享年71。がんとの闘病が伝えられていたとはいえ、早過ぎる死というほかない。私は突然の訃報に接した動揺と、ずいぶん前から覚悟していた時がいよいよ訪れたのだという、どこか穏やかでさえある気持ちの両方を感じていた。不思議なほど

[tempodeamor]

「教授」って要するに「いじり」だよね。坂本龍一は以外とそれを受け入れるキャラクターだったんだな。山下達郎に「棟梁」とか言ったら絶縁されそう。

[WildWideWeb]

坂本氏への関心はそこまで高くなかったが諸氏の語りを通じて氏の多面性を理解できてきた気がする。但し坂本氏を利用した自分語りも多い。一年位経ったら自分の感想も再び変わっているかもしれず、それも楽しみだ。

[hearthewindsing]

パワハラ問題が気になって個人としての興味がなくなった。音楽は聴き続けるけど、良くも悪くも人間性なんて気にする必要がない。

[gnt]

「1998年の青山スパイラルホール」！　永遠にたどり着けない憧れそのものだ。

[nobiox]

何だかポストモダーンでめくるめく饗応がこだまする文章ですわねだが、関係を「関係性」と書いてないところはほっとする。もしかして「思想系の人は関係性とは書かない」という傾向があるのだろうか

[interstella]

続く章も楽しみにしていよう。

[coalmine]

“「自分が本当に困った瞬間」に「真っ先に電話できるのが友達だろう」” 昔読んだポンタ氏のインタビューで、氏が逮捕された時周りは皆知らん顔するなか坂本氏は差し入れ持って拘置所に来てくれた話を思い出した。

[rissack]

筆者の微妙な気持ちのニュアンスまで伝わるような素晴らしい文章。

[mmmmmasao]

これは楽しみ。音楽について書く佐々木敦は大好きなので。/一度イベントでニコライさんを見て写真以上に強面やなと確かに感じたなwそんな内面だったとは。

[mellow_rin_1999]

あとで読むオブあとで読む

[yarumato]

“1990年代前半から2000年代末まで、坂本と会って話す機会。「時間は言ってみれば脳が作り出すイリュージョンだ」というのが、坂本の差し当たりの結論だった。”

[hharunaga]

“（『12』の曲順には）クロノロジカルな「時間」への疑いと、「終わり」への抵抗の身ぶりがある。…ゴダールに倣って「繋ぎ間違え」てみせること”

[poko78]

いつかとても時間のある時に…

[spark7]

「そのうちのひとりがカールステン・ニコライだった」交流あったのね。知らんかった。

[akihiko810]

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[tweakk]

カールステン・ニコライとそれほど強い結びつきだったとは。1998年のスパイラルホール。個人的にすごく懐かしい。

[qinmu]

佐々木敦氏。

[songsfordrella]

これは楽しみ。仕事が終わったら腰を据えて読もう。