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東武鉄道の車上IoTが生む電力削減効果、野田線「1両減車」決断にも
東武鉄道が鉄道事業のDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいる。その基盤としてフル活... 東武鉄道が鉄道事業のDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいる。その基盤としてフル活用しているのが、走行中の車両から運転速度や乗車率など車上データを取得するIoT(インターネット・オブ・シングズ)システム「Remote」だ。最適な運転による消費電力の削減や、需要に応じた減車の決断にもIoTで収集したデータが生きた。乗客へのサービス品質低下を回避しつつ鉄道事業の採算性を高め、新型コロナウイルス禍による乗客の減少や電力費の高騰といった逆風が続くなかでも公共交通の維持を図っていく。 Remoteでは、車両の運行に不可欠な機器類や車内などに取り付けた複数種のセンサーからデータをリアルタイムで収集する。例えば車体を支える台車には、空気バネにかかる圧力を計測するセンサーを装着している。空気バネの圧力は乗客が多いと高くなり、少ないと低くなる。これを基にして乗車率を把握している。他にも列車の
2022/09/07 リンク