文化庁 | 文化庁月報 | 連載 「言葉のQ&A」

「ぞっとしない話」のように使われる「ぞっとしない」。「国語に関する世論調査」でこの言葉の意味を尋ねたところ，本来の意味とは違う意味で使う人が多いことが分かりました。 問1 「ぞっとしない」とは,本来どのような意味なのでしょうか。 答 面白くない，という意味です。 「ぞっとしない」を辞書で調べてみましょう。 「日本国語大辞典 第2版」（平成12～14年・小学館） ぞっとしない 特に驚いたり感心したりするほどではない。あまり感心しない。いい気持ちがしない。 「広辞苑 第6版」（平成20年・岩波書店） ぞっとしない それほど感心したり面白いと思ったりするほどでもない。 「ぞっとしない」の「ぞっと」の意味も確かめておきましょう。 「日本国語大辞典 第2版」（平成12～14年・小学館） ぞっと（副） （1）恐ろしさで身の毛がよだつさま，極度の恐怖から，からだがふるえあがるような感じのするさまを表す語

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「ぞっとしない」。ぞっと＝「（悪い意味ではない）震えが来る」で、それを打ち消したら「良くはない」という事になるのか。実は「凡庸」「いまいち」ぐらいから適用できるのが「ぞっとしない」か。

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“「ぞっとしない」とは,本来どのような意味なのでしょうか。 答 面白くない，という意味です。”