豪華客船２隻入港でも、横浜市内を客「素通り」 : 経済 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

クルーズ客船の利用者が増えている。 従来はお金と時間に余裕のある引退した富裕層ばかりとのイメージが強かったが、最近は手頃な価格や期間で楽しめるコースなどメニューが多様化したことで人気が高まっているようだ。横浜港への寄港数も伸びており、横浜市は市内観光への誘致に躍起となっている。 横浜市中区の大さん橋は今月１０日午前、国内外の観光客でにぎわった。英国籍の大型客船「ダイヤモンド・プリンセス」（乗客定員２７０６人）と、国内最大の客船「飛鳥２」（同８７２人）の入港が重なったためだ。 「食事やサービスを十分楽しめた」。カナダ在住の日本人男性（８７）は、妻（７７）と約２週間の航海を振り返った。２人はダイヤモンド・プリンセスで国内外を巡るコースに参加。「悪天候でベトナムに寄れなかったのは残念だが、船内のショーが充実していて飽きなかった」と満足そうだった。 ダイヤモンド・プリンセスの広報担当者は「なかには

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「外国人観光客の多くが横浜市内を「素通り」する課題もある。１０日にダイヤモンド・プリンセスを下船した米カリフォルニア州在住の男性（７７）も「横浜の街はきれいだが、観光は東京で楽しむ」と話した。」