ドイツ海軍のフリゲート艦と補給艦が7日、同国北部ウィルヘルムスハーフェンなどからインド太平洋地域に向け出港した。東・南シナ海などで現状変更の試みを続ける中国をにらみ、地域への関与を進める戦略の一環。8月後半に東京に寄港する見通し。 ピストリウス国防相は出港に際し「インド太平洋地域との連携を深め、信頼できる存在としての地位を強固なものにしたい」と述べた。 フリゲート艦はスペイン、補給艦はウィルヘルムスハーフェンを出港、大西洋を通り太平洋に入る。米海軍主催の環太平洋合同演習(リムパック)や海上自衛隊を含む多国間訓練に参加。中国とフィリピンなどが領有権を争う南シナ海を通る予定で、台湾海峡を通過するかどうかは明らかにしていない。